今日もアマチュアのバリトンの方が初めてレッスンにいらっしゃいました。アマチュアにしておくのがもったいないくらいの美声でした。

いつも私のメソッドのレッスンでは最初にアクートの原理の説明と実践を体験して頂いています。

初めに・・・胸声とファルセットの出し方・・・

これは教えるまでもなく・・・誰でも出来て当然の範囲です。

段階が進み・・・

そして最後に・・・、ファルセットからアクートに変えていくコツ・・・(@_@;)

ここがやはり一番難しい様です。未だに初めてのレッスンで出来た方はいません。声を出すプロセスはファルセットなのに・・・なぜ、出てくる声が響きがあるアクートなのか・・・?

生徒さんからの質問でした・・・「ファルセットからどうやったらアクートになるのか? ファルセットとはどこが違うのか?」

「99パーセント同じです」・・・私の答えです。

生徒さんには多分・・・「ヘソで茶を沸かす」くらいの驚きだったようです。

首を傾げながら・・・「声帯がどんな様子なのか見てみたい」・・・生徒さんが言っておられました。

そう・・・

ファルセットからアクートに変わっていく感覚・・・、これは普通は分からないのです・・・

稀に、何気なく出来てしまったのが天才と言われるイタリアン・テナーの巨星達です。パヴァロッティよろしく・・・コレッリよろしく・・・アンジェロ・ロフォレーゼ・・・

普通の人には出来ないのです。少なくとも・・・・すぐには出来ないのです。

しかし、ヘソで茶が沸く・・・と知ることが、アクートへの最短距離です。



【K-メソッド】 


<マエストロ・ロフォレーゼ>

天才と言われるイタリアンテナーは・・・
生まれながらに、
ファルセットの声帯をいとも簡単にアクートの変えられる術を知っているのです。
そして、教えることは決まって一言・・・「お腹の支えが全て」と・・・ (?_?)