遥々、お疲れ様でした。
アマチュアの方で、声楽は地元でソプラノの先生に習っているとのお話でした。
ただ、地元のソプラノの先生からも・・・オペラアリアのの高音(アクート)を学びたいのなら「男性の先生に学んだ方が良い」とのアドバイスを受けて・・・遥々、いらしたとの事でした。
地元のソプラノの先生は非常に発声法の本質をわきまえた、素晴らしい先生だとお察ししています。
以前に、ブログの別の項でも触れましたように・・・ベルカント唱法で解決できる女性の声種に比べて、換声点の顕著な男性歌手にはベルカント唱法+α=アクート唱法でしか解決できない問題があります。
つまり女性の先生にはこの+αの部分が想像や概念としてしか理解できないのです。
今日のレッスンは、ご本人にとって「目からウロコ」的な手ごたえ・・・・声ごたえがあった様で、私自身にもとても嬉しいレッスンでした。
歌の上達は・・・次の部屋のカギを探すようなもの。やっと見つけたカギで次の部屋に移っても・・・また、その先の部屋に進むためのドアを開けなければならない・・・この繰り返しです。
まどろっこしい・・・と思わず、ドアが開いた瞬間を素直に喜べる・・・、歌の勉強にとって大切な姿勢でしょうか・・・