他の声種に比べて最も地味・・・、しかし・・・もっとも歌唱力を要するのはバスに他ならない。

バリトンやテナーのような「ハッタリ」もない。歌の上手さだけが全て!

バスの名唱を聴くと・・・正直「嫉妬」してしまう。

テナーやバリトンのようなハッタリも用いず。歌だけで勝負できる・・・「孤高の風格、凄味!」

樹齢数百年を感じさせるような「歌」は・・ハッタリ以上に難しい!

早口でまくしたてる漫才がテナーならば・・・、故 桂米朝師匠の一言がバスでしょうか・・・

一言、一声で聴衆を自身の世界に引きずり込める歌唱力、そして不動のオーラ!

これは「発声法」「声」云々の様な上辺の世界を越えた境地です。テクニックを超えた境地です。

【検証】

シエピとコロンバラの歌唱があります。

先ず、シエピ・・・・不動のオーラを感じます。

それからコロンバラ・・・軽いです。そしてコロンバラのマスタークラスのレッスン風景。

彼の歌唱は先ず「発声」「声」ありき・・・レッスンを見ていると彼の歌に対するスタンスが一目瞭然です。

結果・・・

シエピとコロンバラの歌唱がここまで違って聴こえるのです!!

要するに・・・・シエピの歌は絶対に「想いより先に・・・無意味に声色・声だけがスベらないのです!」

こここそが歌唱の「肝」です。有名どころの歌手にしても上記の破棄違いは非常に多いと感じます。

しかし、ここが歌をして芸術とならしめる「肝」なのです・・・


【K-メソッド】 



~先ず、シエピ~






~次にコロンバラ~





~そして、コロンバラのレッスン風景・・・彼の歌のスタンスが透けて見えます~