この「衣装をつけろ」は最高です!
天性の声帯・・・他のイタリアンテナーには真似のできない独自の歌唱技術!
そして、天性の表現力! ディ・ステファノの真骨頂でしょうか・・・
この歌は間違ってもベルカント唱法ではありません。
ヴェリズモの声・・・・役柄の中で一歩も引かない声、ギリギリの声・・・
発声法・・・云々以前に、そこに身を置くことから始まります。
しかし、残念ながら日本人歌手の傾向として、声で歌ってしまうのです。
歌ってしまうと・・・途端にウソっぽくなってしまうのです・・・・
歌は声で歌うにあらず、想いで歌え! ディ・ステファノの歌はそう聴こえます。