恐らく・・・・「一を聞いて少なくとも百、いや千を知る」能力がないと難しいかもしれません。

マエストロ・ロフォレーゼのレッスンの動画です。縦しんば言葉を理解できたとしても、「結局はお腹・・・」の様なアドバイスでアクートを修得できる生徒は万人に一人でしょうか・・・

私のイタリアでのマエストロ・ガンバルデルラ(メゾソプラノ)先生のレッスンも似たような傾向でした。結局は喉を広げてお腹で支えて・・・

このマエストロ達はいずれも「一を知って千を知る」・・・いわゆる天才です。凡人には100倍時間がかかります。しかしながら何故、私のような凡人がアクートの歌唱法を修得できたかと言うと・・・

(アクートの部分は)声で歌うな、想いを叫べ・・・私の音大時代の恩師の言葉です。ここを尺度に歌を学ぶことでアクートの本質が見えてきました。

アクートの発声プロセスは最終的には自分で組み立てなければなりません。そしてマエストロに「ブラーボ、良くできましたそれがアクートです。忘れないように!」と言わせなければなりません。マエストロの発声プロセスと多少違っても自分自身のプロセスを確立することが大切です。

なにせ…相手は天才なのですから
(^^;)

私の様な凡人故の回り道も・・・彼ら天才的なマエストロが伝えられないプロセスを【K-メソッド】に踏まえることが出来た事は・・・怪我の功名かもしれません。



【K-メソッド】