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アキュレ鍼灸院 院長の不妊ブログ

昨今の不妊患者さんの増加には目を見張るものがあります。
当院でも半分以上を占めるようになってきました。
そんな鍼灸治療の現場から日々感じることを書いてみました。

子宮卵巣の機能低下 その一 汚血 

 

1.汚血

 

最初に述べておきますがこの汚血こそが不妊の最大の原因と言ってもいい存在なのです。

 

西洋医学ではこの汚血の存在を完璧に無視していますが私の臨床上この汚血の除去なしに妊娠はあり得ないとさえ思っています。

 

汚血についての説明は長くなりますので何回かに分けて載せていけたらと思っています。

 

 まず何故汚血の存在が分かったのかと言いますと臨床上多くの女性の下腹部に触診をしていますと明らかに赤ちゃんを産んだ経験のない女性のほうが下腹部が固くなる傾向があるのです。

 

この下腹部の固い硬結の正体が汚血なのです。

 子宮卵巣周辺に古い血が溜まってしまい、癒着を起こして血流障害を引き起こすのです。

それでは何故下腹部に汚血(古い血液)が溜まるのでしょうか? 

これは女性の生理に大きな原因があります。

子宮の内側には、生理機能を営む膜「子宮内膜」がありますが、 妊娠すれば、そこに受精卵が着床し、脱落膜となり、胎児―胎盤系を形成します。

 

妊娠しなければ、その膜ははげ落ちて、外に出血として出ていきます。

これがすなわち、月経(生理)です。

 

妊娠に至らなければ子宮内膜は、2~3日ではげてしまいますが、出血は5~7日も続きます。 

これは子宮の出口(外子宮口)は、非常に細い管(子宮頸管)となっています。

 

一度に子宮内膜がはげても、子宮口が狭いために、1日目は子宮口を開き、2日目に

やっと開いた子宮口から内膜が流出するために、この日が最も出血が多くなります。

3日目から減少して、5~7日で出血は終了します。

 

そして注意すべきことは、

はげ落ちた内膜の逃げ道として、下方の子宮口のみでなく、上方の卵管もあるということです。

 

1日目に、子宮内ははげ落ちた内膜で、内圧が上がります。その圧力で月経血は外へ出ようとしますが、下方は狭くて十分出ることができません。

そこで、抵抗の少ない卵管を伝って腹腔内へと逆流します。

 

したがって、生理中にお腹の中には子宮内膜を含んだ血液が溜まっています。

それで、お腹、または腰が痛い、あるいはだるくなるのです。

 

子宮内と違って、お腹の中の血は逃げ場がありませんから、古くなるとドロドロになって骨盤内の臓器どうしを癒着させます。

 

この生理で逆流した血液が腹腔内で留まっている状態が汚血なのです。

この汚血が溜まっているとお腹にまるで子宮筋腫があるかのごとくに硬結となって現われます。