4ヵ月前、新型コロナに罹患した。咳・発熱の症状は順調に回復したが、日常生活へ復帰すると息苦しさと疲れやすさを感じるようになった。新型コロナ後遺症外来を受診し、処方された「柴胡桂枝乾姜湯」を服用しているが、体調の回復は未だ不十分な為、当院を受診。
結果として、約6か月の治療期間を要することとなりました。
初診~中期までは「スタミナの枯渇と胃腸の不調」を主軸に、中期~後期では「体力の安定と血行促進」を中心に治療を行いました。ご来院ごとに脉診舌診により体調をチェックし、必要に応じた治療内容を熟慮した結果が上記の内容でした。
初診から中期までは脈の状態も安定せず、体調も上下の波がありましたが補腎と健脾和胃の治療を積み重ねることでスタミナが充足し体調も安定し始めました。中期以降は営気、活血の治療に移行し、運動も可能となりました。脉状が安定したところで定期的な治療は一旦終了としました。
その後は疲れが溜まってきたと感じたタイミングで不定期にメンテナンスのためご来院されております。