大腸、小腸、腸内環境を整えるツボ、小腸兪(しょうちょうゆ)、大腸兪(だいちょうゆ)
28)大腸兪(だいちょうゆ)
東洋医学でいう大腸の腑に邪気(病気の原因となるもの)が注ぐところ。 大腸の腑に出るさまざまな症状は、大腸兪と天枢をいっしょに用いると効果的。 天枢も腹部の病気全般に大変よく効くが、大腸兪と相助け合ってこそ、最大の効果を発揮する。 第四腰椎から外側へ指幅二本分ほど離れたところにある。 腰の左右にある大きな腸骨の最上部を結んだヤコビー線を目安にして、第四腰椎を探して、このツボを見つけるとよい。 背中のこわばり、腰から足にかけての痛み、ぎっくり腰、腹の張り・ふくれ、腹がゴロゴロ鳴る、 おへそのまわりが切られるように痛む、慢性の下痢・便秘、慢性の腸炎、 下腹部がしぼるように痛い、便や尿が思うように出ないなどの症状に効果的。 胃腸の調子が悪い場合、大腸に原因があるときは、腹が鳴る、下腹部が痛む、
下痢や便秘、背のこわばり、腰痛などの症状が出るが、このような症状のときに大腸兪を用いると効果的。
29)小腸兪(しょうちょうゆ)
東洋医学でいう小腸の腑に邪気(病気の原因となるもの)が注ぐところ。 関元と併用して治療すると、消化器、泌尿器の病気に効果大。
東洋医学でいう小腸の腑は、胃の腑・脾の臓につながり、腹を十六まわりする間に、水とかすを分ける役目があるとされている。 おへそを中心とした腹痛の場合、小腸に病気の原因があって起こると下痢になり、大腸に病気の原因があって起こるとしぶり腹になる。
小腸兪、膀胱兪、中膂兪、上僚、次僚、中僚、下僚はすべて殿部にあり、男女の生殖器の病気に深い関係がある。仙骨(殿部の平らな骨)上にあるツボ。 仙骨には左右それぞれに四つのくぼみ(後仙骨孔)があいているが、そのいちばん上のくぼみの外側へ指幅一本分ほど離れたところに小腸兪がある。 膝をかかえ、背中をまるめさせて腰から下をさわると、仙骨の様子がよくわかる。 尿の色がおかしい、尿の量が少ない、下腹部のうずくような痛み、足の腫れ、息切れ、食欲不振、便に膿や血が混じる、痔が痛い、女性のおりものなどの症状に効果的。 また、おへそを中心にした腹痛で、下痢が激しいときはもちろん、便秘をしている場合にもよく効く。 下痢や便秘、婦人科系の病気など、下腹部の病気からくる腰の痛みには、小腸兪ツボのあたりを温湿布した後に、マッサージ指圧などの治療をおこなうと効果大。
腸内環境を整える東洋医学(漢方薬・鍼灸)
お気軽に、ご相談ください。
最新の漢方医学 医学博士 大山博行
http://ohyama-museum.com/sub2.html
漢方を現代病に活かす 漢方専門 大山漢方堂薬局
関連ホームページのご案内
http://www.kigusuri.com/shop/ohyama/
https://itp.ne.jp/info/093584441175681110/