ホルモン調整や月経異常の治療
流れ
1証をきめる
2本治法
3標治法
4本治法
52,3を抜鍼
6標治法(あおむけ)
7標治法(うつぶせ)
1 証だて
右の腎がホルモンと関係しているといわれている
多いのが腎虚証
1腎虚 冷えがつよい人
2肝虚は月経中に経血量が多かったり不正出血のある人
2 本治法
腎経(置鍼)
1 太谿(兪土・原穴)・・・命門三焦の気(丹田)を強めることで女子胞の働きを 高める不妊症にもピッタリの経穴
2 復溜(経金穴)・・・・・・腎の気を補うことで循環をよくする
3 陰谷(合水穴)・・・・・・腎の精気を補い腎を直接温める 合水穴は表面の気が体内に入るところで経絡と臓がつながっているところでもある。
3標治法
腹部の募穴に置鍼
1 中極
2 関元
3 石門
4 曲骨
+横骨(衝脈の流れを良くする、衝脈がなくなると月経も終わるとされる)
ここで冷えがひどいときには臍上灸をする
4本治法
肺経(単刺)
1 太淵(兪土・原穴)・・・肺を温めて働きを良くして宗気の循行よくする
2 経渠(経金穴)・・・・・・肺気を補い宗気をめぐらす
3 尺沢(合水穴)・・・・・・肺を直接温めて全身に気血を送り出す
5 2,3を抜鍼
6 標治法(あおむけ)
1 腎経の然谷に多壮灸・・・上実下虚を解消して気血のめぐりを良くする(痛みや冷えも解消)
2 脾経の三陰交に灸の皮内鍼(月経前一週間くらいから)
三陰交は腎・子宮 脾胃 肝・血と三つを補える
3 肝経の行間に多壮灸・・・不正出血や月経過多・ガス・痛み・頭痛などに
4 胃経の足三里・・・・・・・・・胃の内熱をとる
上巨虚・・・・・・・・・腹痛
下巨虚・・・・・・・・・便秘
7標治法(うつぶせ)
1 背部兪穴を単刺で補法
2 八髎穴に灸または置鍼→その後皮内鍼
3 膀胱経 委中・・・冷えを取り痛み解消
飛陽・・・・血のめぐりを良くして特に足の冷えをとる
崑崙・・・・上昇の気を静めて痛みをとる
大杼・風門・天柱・風池→気血の滞りによる硬結をとり頭痛を解消する
★無月経にいいお灸、エストロゲン不足にも
五条灸法(半米粒)7壮ずつ
三焦兪 命門 気海兪
深谷灸法(半米粒)熱得るまで
足指の横紋上2~4指に
★月経過多など
営地四穴(半米粒)熱得るまで
外果のでっぱりの前後の陥凹部に左右
★すべての月経痛や冷えに
打ち抜きの灸
三陰交と懸枢に同時に行う。熱が通るまで
すべて行うものではなく症状や体質に合わせて行うのです。