| 僧房弁狭窄症 | 僧房弁閉鎖不全症 |
| 溶血性連鎖球菌感染によるリウマチ性が多い 抗生物質で減少ぎみ | 腱索などの断裂や心内膜炎 リウマチ性が減少傾向にある |
| 1対2で女性が多い | 男性 |
| ①左房圧の上昇と拡大による心房細動 ②脳や腎臓、四肢へ血栓塞栓症 ③肺静脈圧をあげ肺うっ血や肺水腫 | ①左房左室の容量負荷 ②肺うっ血 ③心房細動 ④労作時呼吸困難 |
| ①Ⅰ音が強くなる ②オープニングスナップ 拡張期ランブル音 ③呼吸困難 ④心拍出量低下 | ①心原性ショック ②収縮期心雑音 ③血圧は正常 ④収縮期にスリル(血管の振戦音) ⑤Ⅰ音の欠損 |
| ①エックス線 ②エコー ③心電図 | ①エックス線 ②エコー ③心電図 |
| 右心不全を合併 | 左心不全を合併 |
| 大動脈弁狭窄症 | 大動脈弁閉鎖不全症 |
| 先天性 リウマチ性 加齢による弁の石灰化 | リウマチ性が減少 加齢による動脈硬化性のものが増えている |
| 8割が男性 慢性心疾患の1/4 | 心室中隔欠損で合併しやすい |
| ①無症状が多い5~70代で気付く ②心筋虚血を起こしやすい ③左室の肥大 | ①左室容量負荷 ②伸展不十分により左心室圧が左房圧を上回り早期に僧房弁がしまる ③急性は肺うっ血や肺水腫 ④慢性は拍出量増大と左心室肥大 |
| ①駆出性収縮期雑音(頸動脈まで伝わる)②労作時呼吸苦 ③狭心症上 ④失神 ⑤収縮期スリル ⑥遅脈 | ①急性で肺うっ血 ②慢性は代償がある ③大脈 ④収縮時体の揺れ ⑤脈圧の増大 |
| ①エックス線 ②エコー ③心電図 | ①エックス線 ②エコー ③心電図 |
| 狭心症 不整脈 うっ血性心不全 | 心不全 狭心症 |
ポイント
①僧房弁狭窄症は女性に多い
②大動脈系は左心室肥大
③僧房弁狭窄症は右室肥大
④僧房弁閉鎖不全症は急性と慢性がある
⑤心房細動をきたしやすい僧房弁狭窄症
⑥大動脈弁狭窄で遅脈 閉鎖不全で大脈