独りでいてもいいんだよと言ってあげたいけど、現実的にはできない。
そして、独りでできることには限界がある。
独りでいたければ、独りを理解してくれる他人との信頼を作っていくしかない。
仮にヒロシの望み通り、設計を含めたすべての権利をヒロシが保有したとしたら、
後々の権利管理をヒロシ独りの判断でできたのだろうか。
他社や他者に実務代行をお願いするにしても、今回のゴタゴタから考えたら、
利益分配や海賊版のチェックで揉めるだろう。
また、亡くなった時の権利は誰が管理するのか。
ヒロシはそこまで考えていたのだろうか。
独立して自分ひとりで作り上げた商品価値で成功したが、
他人とのかかわり方で足下をすくわれてしまった。
