1/29深夜、NHKの「クローズアップ現代+」の再放送を見た。
コロナ騒動で失業者が増えている昨今の、公共職業訓練についての話だった。
概要や制度の問題点、次世代成長産業での雇用への対応についての話が出ていた。
私も、36歳の時に地元のポリテクで半年の職業訓練を受けたことがある。
電気工事のコースだった。
面接のとき、「家電の配送据え付けの仕事を希望している。
前職がコピー機の訪問エンジニアだったので就職出来たらその経験が活かせる。」
という志望動機を言った。事実その考えがあった。
半年フルに通ったが、就職できずそのまま修了した。
最終的には38歳で今の会社に就職できたが。
訓練の間はどうしても怠け心ができ、「お小遣いをもらえる大人の夏休み」になってしまう。
しかし、訓練はいつかは終わるわけで将来の就職はしなければならない。
だとしたら、コースを選ぶ際は、自分の前職と希望コースの内容、将来どんな仕事に就くかをよく考える必要がある。
前職がうまくいかなかったからゼロから違う仕事でやり直す、という考えは通用しないと思う。
ブルーカラーとホワイトカラー・単純労働とマルチタスク労働といった、職種の間の高い壁だってある。
また、訓練で学んだことは基礎の基礎であり、その先の知識や経験も自分で勉強したくても、
即戦力が要求される現場では足手まといになることがある。
そこも考える必要がある。
職業社会は学校ではない。戦場である。
