PK shampooのことが好きな方、好きでない方。おはようございます。世界で1番PK shampooを愛する男です。もちろん自称です。それくらいでいい。

 もしあなたがPK shampooのライブに関するレポ的なものが見たいと思いこれを開いたのなら是非とも帰ってください。そんないいものではない。そういうものが見たいなら爆発的記憶力でCRYAMYのレポ書いてるお姉さんがいるのでその人に頼んで書いてもらいな。
 これはあなたに7/8を追体験させるものでも、面白おかしい暇つぶしでもなくて、自己満足的な非現実VR体験記でしかありません。そもそも俺はライブレポが嫌いだし、行ってないライブも全部嫌いだ。妬みですよこれは。
 文章は記録で歌は記憶って言ってた人がいて、なんとなくその感じがわかってきたから俺は記録したいと思います。PK shampooの良さはライブハウス行けばわかるからさっさと行きな。


 あ、少しはいいこと書いてあるよ。

加筆:予測を遥かに超える方々に拝読されているとのことで、長ったらしい自分語り部分をスーッと下って頂くとここからPK shampooとの表記を付けました。
 PK shampooが好きだから時間が無いけど読んでやろう。と言う方はそこまでスーッとお願いします。



 


 破滅に向かってツアー初日大阪公演心斎橋pangea。
 早速私事で悪いのですが、皆が言う「ライブ!ライブ楽しみ!ライブ行きたい!ライブ最高!」みたいなあれ。理解できないんです。ライブ行く前ってめっちゃテンション下がりませんか?俺はだだ下がりになります。正月明けの初登校の5倍くらい暗い気持ちで家を出るんですよね毎回。この感覚うまく説明できなくて、気分は最悪なんですけど目当てのバンドには絶対間に合うように身体が動くんですよ。


 7/8も気分が最悪で、諸々の事情もありきなんですけど本当に行きたくなくて。それは好きな女にやんわりとしっかりと振られたとか、鏡を見たらブスがいたとか、つまんねぇ男とつまんねぇ会話したとか、上手にギターが弾けないとか、前期0単位が確定したとかそういう腐った俺の日常のせいで。まぁ前回同様期待値なんて0で本当に行きたくないなぁって思いながら電車に揺られてアメ村に向かっていました。
 なんならイヤホンからはずっとさよならポエジーが流れてたし、「さよならポエジーのライブに行きたいけれども彼らは今ライブ活動を休止しているんだ悲しいなあ」とか頭の中で棒読みでぶつくさ言って、ライター電車に投げ込んだら大炎上しないかなぁとか思いながらホームに降りて駅を出て、「時代よ僕を選んでくれないか」が頭から離れなくて、開場時刻を少し離れた喫煙所で迎えました。安いライターが盛大に火を吹いてタバコを貫いて鼻先まで届いて仰け反って惨めだなって。今日はsupが1番最初だといいなって思いました。伊織さんは人を殺すような目をしてるよと聞いていたので、その眼からビームでも出してオーディエンスを貫いてアメリカ村を火の海にでもしてくれりゃあいいのになぁと。
 そんなこんなで自販機で100円の水を買って一口飲んで捨てて、傍に落ちてたタピオカのゴミも捨てて、中国人とぶつかって、「ゴメナサイ」なんて言われて、コンビニで酒でも買おうかななんて思って、それもびびってやめて、つくづくダサくて本当に惨めで死んでしまいたいなと思いながら、pangeaに向かいました。



 俺は多分死にたいと思ったことはありません。その代わりに死んでしまいたいとよく思います。何が違うのかと言うとそれはよくわからないんだけど、死んでしまいたいって言うのは死に近い救いを求めてるみたいな感じで、助けてくれに近いんですよ。その救いは紛れもなく自分に望んでるんですけどね。




 んでもってライブハウスに入ってはお目当てのバンドもガスガスの声でどもって答えて、ずっと気分が落ち着かなくて入口付近のPAの所の壁に寄りかかりながらSUPを見てました。1曲目がanjiで俺はanjiが一番好きだからこれが終わったら出てタバコでも吸ってようかなって思ってて、いつもならライブが始まればちょっとはライブに心持ってかれるもんなのにその日はSUPもすごい冷静に聴けて、途中目つぶったりなんかして、かっこいいバンドだなぁ、ちゃんと上手、楽器がかっこいいから曲もライブもかっこいいなぁ、強いなぁとか思いながらしっかり聴けました。伊織さんの目は完全にいってたし、人を殺せそうって言うかあの目は殺した後の人の目だなぁって思いました。
 なんか、「愛とか言うからには」って歌詞が頭に残ってますね。そこから先は覚えていないけど。
 気味悪くて、ちょっと恥ずかしくて、でもそういうのがかっこよくて、こそばゆくて気持ちいいクセになるバンドだなぁと思いました。



 そんでもって転換なんてクソみたいな時間が産まれるわけですけど本当にあの時間が不快でチャイムでも鳴らして欲しいとちょっと思いますね。皆がフワッとゾロゾロしだす中に自分がいると思うと気持ち悪くていやぁな顔になってしまう。すぐそこにあった物販で奇跡と黒T買ってステッカーも買って、カバンがパンパンで片手に持ったままライブを見るのかぁと思いながら周りを見渡したらなんかみんな楽しそうでみんな敵みたいで、というかみんなが仲間で俺が敵みたいで、そんなことなんてないのに悲しくなってしまった。
 「あー久しぶり!会えてよかった!」なんて言ってるあの子とあの子はきっとライブハウスに来ないでも楽しい人生を送れるんじゃないかなぁとか思ったり、だからって来るなよってわけじゃないんだけど今日だけはちょっと陰鬱な思考が巡り巡るんだよなぁって、小走りで知り合いによってく女の子の背をギリギリで通る。いい匂いはした。
 ドリンクチケットに意識が行くのが嫌でドキドキしながらスミノフ頼んで、イキってる癖にやっぱりビビリな自分が本当に惨めで嫌で朝から何も食べてない腹に一気に流し込んでだっさい自分が嫌で早くこの場所から出たくて、でも勿体ないって理由付けてPKが結局は見たくて空き瓶をゴミ箱に投げ捨てて大きい音が鳴って恥ずかしくて壁際までそそくさと逃げた。


 小心者のイキリ野郎なんだけど、空きっ腹に酒を入れるとよく回るってことは知ってた。一気飲みも良くないのも知ってたけど、今日だけは潰れて消滅してしまいたい気分だった。でもそれは「死んでしまいたい」と一緒で、助けてくれって意味なんだ。それにその時の俺は気づけてなかったわけなんだけどね。



 酔いがいい感じに回ってヤマトパンクスの頭越しにオレスパを見てた。ライブハウスの人達は黙っているから好きだ。喋り出さないでいてくれれば頭の形におさまらずに跳ねた数本の髪の毛がライトに照らされて白く形取られてるだけでその人のことを好きになれる。俺はあの髪の毛がライトに照らされてる感じが好きでヤマトパンクスの後頭部とかずっと見てた。
 1曲目がキンモクセイで最高!あんた最高!なんて一緒に言って。好きな人を思い出して、あの子もどっかで楽しければいいのになぁとか、悪いことしちゃったなぁとかごめんねとか思って、それでもなんだか楽しくなってきちゃって他の曲なんかほとんど覚えてなくて、ひたすら音楽楽しいなって。すごい憂鬱を「まぁまぁ、それは置いといてさ。」みたいな感じでドラムが鳴って膝とか肩から音楽に乗ってた。
 MCとかいらんよ聞きたくないよ音楽してよって思いながらみょーじはまだかなぁってソワソワして、あぁこの人の声すごい好きだなぁって思いながらみょーじを聴いてた。俺ももうかつての好きな人達のみょーじが変わっていってしまうような年齢に差し掛かっていて、変わらないもんなんてなくて変わっていってほしくない悲しい気持ちとかも変わっていくんだ。でも変わったとしても、もし無くなったとしても、無くなったってことはあったってことで、あったってことは嘘ではなくて、この瞬間を生きてるからこそ過去が嘘になることはないんだって自分の汚い愛と一緒に卑屈な歌を聴いてた。みみっちい曲だなぁ大好きだぁ!ってもうテンションがあがって頭振って音楽っていいなぁって思った。
 オレスパは音楽を好きにさせてくれるバンドだ。ギュッてしたくなる気持ちを歌うから好きだ。最後の曲いいなぁって思ってたら一瞬敏感少女って言ったからこれが敏感少女なのかって思って右後ろのオレスパの物販をチラ見した。



 そっから俺は気持ち悪い腹をタプタプさせながらコンビニまで走り、カスみたいな銀行残高から迷わず1万円おろして、またタプタプ言わせながらライブハウスに戻り、オレスパもsupもCD買って荷物邪魔だからサコッシュも買ってちっせぇ中にパンパンにつめて、スミノフ買って流し込んで、ここでハイネケンなんて頼んで美味しく飲めたらカッコイイんだけど相変わらずだせぇクソガキだからなぁ、どこまでもダサくて惨めだななんて思いながら黙々モクモク音楽を待ってました。










ここからPK shampoo
ここからPK shampoo
ここからPK shampoo
ここからPK shampoo



 実はこのブログここからが本番。よくこんな所まで読んだね。暇なの?うそうそありがとう。大好きだぜみんな。

 本当はオレスパを見た壁際の所で見たかったんだけど、やっぱり前は人が詰まってて、オレスパの物販の前で立ってた。
 
 先に言わせていただきたいのだが、俺はもう既にこの時のPK shampooのライブの記憶がほとんど無くて、まじで文章ゴリ押しで行くから気持ちだけ受け取ってくれや。
 なんの感情もないまま今からPK shampooがライブをやるんだってことだけ頭がわかってて。いつものあのポケモンのSEが流れて、俺はよく冗談で言うんだけどあの人らは本当に神様みたいだなって思った。登場してきた彼らは一言も喋ってないのにかっこよくて。もうかっこよくて出てきたってことがなんかわかり切ってたことなのにすごく感動してしまった。
 1曲目は夜間通用口。俺の大好きな曲。
 感情は脳みそが感じることなんてのはわかっているのに、ヤマトパンクスが叫び始めた瞬間に胸の中身がぐっしゃぐしゃにされる感覚があって、カイトさんの青紫色のギターの音が真っ直ぐパツンと出た時には俺はもう顔をぐしゃぐしゃにして泣いてた。あのギターフレーズは国民栄誉賞レベル。教科書に載れ。
 涙出る時って顔全体から出る感覚わかります?顔全体に熱めの涙が溜まってそれが目から溢れ出していく感覚。
 俺の事をよく知ってくれてる人はわかると思うんですが、俺は感情表現が下手くそで乏しくて、辛くて悲しかろうが涙なんか出ないんですよね。だから辛くて苦しい時に泣ける人が羨ましくて、羨ましくて羨ましくて仕方なくて。前のライブPK shampoを観てる時に一筋涙が流れただけでPK shampooにはすごくありがとうという気持ちが溢れてきて、感謝しかできなくて、大好きが増して増して止まらなくなってしまったんだけど、今回はもう号泣してしまいました。あの羨ましかった人に俺もなれたんだ。ありがとうPK shampoo。あなた達のライブで人生で1番くらい泣きました。あなた達のライブで泣けてよかった。
 

 先に言ってしまうと俺はこのライブ端からケツまで号泣でした。もうシクシク泣くとかじゃなくて、周りの人がドン引きするくらい肩しゃくりあげて泣いてました。それくらい良かったんだ。それくらい凄いんだこのバンドはさ。なんの自慢でもないけどヤマトパンクスだって気づいてたんじゃないかなってくらい目が合ってた。心通い合う目とかじゃなくて「なんだこいつ!?」って顔だったけど。そりゃあ顔面ぐしゃぐしゃにして号泣しながら歌詞口パクしてるんだもん。世が世なら犯罪、現代でも職質。



  本当に私事だらけなんですが言わせろここは俺のブログだろ。
 好きな人に大好きだって言って傷つけて、大好きな人のために笑って、そんなに面白くもない話に笑って、クソダサいな俺って思いながら、でもそれは俺の愛だから、俺は俺の愛する人を愛するために己を偽ってでも大好きな人を少しでも楽に幸せにしたかったのに、それですら上手くいかなくて。それは恋愛とかそういうものだけじゃなくて友達にも言える話で、愛してるから愛してるって言ったって、それは自己満足でしかないんだってわかってるんだよ。だから君に、君に伝わるように俺は俺の感情を演じて、俺は俺のために己の愛を全うして、なのにどうして苦しいんだって。訳なんてわからなくて。
 ライブに行く電車の中であまりにも何も感じなかった俺のその不感は防衛本能だったんだって振り返った現在気づきました。辛かったんだよ俺一人で踊って己の勝手で傷ついて、馬鹿みたいに。馬鹿みたいに傷つけて苦しめて、なんでこうなった?ってワガママばかり言ってるからだよ、お前の責任だよってわかってんだよ。それならば俺は苦しむべきでも悲しむべきでもないから、笑顔でいようってそんな強がり?



 多分、人それぞれの形があって、その形に寄り添える音楽があって、俺の形にはPK shampooが丁度入り込みやすかったんだと思います。
 本当にただただ美しいものに弱いんだよ俺は。美しすぎる彼らの音楽は浅はかな俺ですら涙させてしまうような愛の塊なんだ。臭い言葉しか出てこないけどもう許せ許してくれ。



 ヤマトパンクスの歌い方。毎回思ってたんですがやっとしっくりきた表現が見つかって、彼って泣き叫ぶように歌うんですよね。本人の意識は知らないけれど歌う時の彼の声とか叫びには悲哀があって、彼の言葉を借りれば青い形で、本当に美しいんです。
 よく叫ぶように歌うバンドとかがいるけれど、彼はちゃんとメロディーを歌ってて、そのメロディーがちゃんと綺麗で、歌も綺麗で、なのに泣き叫ぶように聞こえるんですよ。不思議なんだけど、なんか、俺はヤマトパンクスのことなんか何も知らないんだけど、彼の世界というか、彼の中の地球や宇宙はああいうふうに鳴るんじゃないかって感じさせられる音楽なんです。
 ヤマトさんとなんて15秒も喋っていないし、なんならまともな会話なんてしたこともない。でもなんかあの人の目から見た世界を音にして耳から聴いてるっていう実感があの人らの音楽にはあって。世界観の構築って言ってしまうと陳腐なんだけど、彼らの音が流れる空間は彼らの空間になってしまうというか、呑み込む力があると思うんです。それは、引力だとか魅力だとか言われるんだろうけど、言葉として選ぶなら没入させる力がすごくて、ストーリもないようなただのメロディーの中に俺たちを没入させていくんです。



 ひたすらに夜間通用口の間も涙が止まらなくて、顔をぐしゃぐしゃにして、涙をカワノさんのCRYAMYTシャツの内側で拭ってびちょびちょにしながらずっと、「なにがなにかわからん。」「わけがわからん。」「なんなんだこれは。」だけが頭の中にありました。
 ずっと頭の中にこびりついてた日々の鬱屈が存在感を消して、意味のわからない目の前の現象に完全に脳みそがフリーズしてしまっていました。

 彼らは歌詞じゃないのに歌詞がいいから。本当に美しくて美しくて、美しいしか言えないんだもうなんなんだよあのバンド意味わからん本当に。



 空のオルゴール。「こんな時君に」からもう顔がクシャってて、もう意味がわかんなくなっちゃって、どこをピックアップすればいいのか分からない。全ての歌詞を書くしかないのか?もうURL載っける!
 「こんな夜はもう卒業してさ」ってなんなんだよ!
「死んでしまった方がマシなくらい冷たい夜もあるけど 」なんて、本当に、もう、語彙力が追いつかねぇんだよ。いいもんはいいだろ…。
くだらないけど本当のこと。嘘でも本当だって信じられること。そんなメロディーなんだよ。




 君の秘密になりたい。
 タイトルから意味わかんないんですよ本当になんなんだこれは。もう「なんなんだこれは。」が予測変換に出てくるんだよ。
 最近はアレンジが完成したみたいでシングルのバージョンでやるんだけど、それのカイトさんのギターが本当に美しくて、幻想的だなんて陳腐なワードを使いたくなっちゃうんだよ。
 君の秘密になりたい。って言葉言葉としてはよく使われる言葉で組み合わせが新しくて、そういう気づきみたいな文が俺は大好きなんです。どこか現実的なのにファンタジーを感じるのはあのメロディー?ギターフレーズ?のせい?聞き込みが足りないみたいです。
 この曲はヤマトパンクス節(ヤマトパンクスの泣き叫ぶような歌い方。なお、今俺が命名。)が効きに効く2サビ?になるのかな?の所が本当に「あわわ」しか言えなくて、もうここまで3曲続けて号泣の嵐。アフリカを救える量の涙。



もうなんかMCの場所とかも覚えてないし、MCの時もずっと「早く歌え。音楽をしろ。口を開くな。音楽をしろ。」とまで、思っていたのでここからは割愛しつつ印象深いところのみを。



 とまぁいいつつ次の神崎川なんですが。
 その日俺は大学に行くために京都線に乗っていたんですが、真剣にこのライブに行くか迷っていてなんとなしに窓の外をみてたんです。そしたら神崎川に差しかかるところで、丁度流し聞きしてたイヤホンから神崎川のサビが流れてきたんですよ。参ったなぁこれは行くっきゃないかぁ……。
 なんて個人的なこともあってか、神崎川の入りのギターで信じられないくらい涙が出ました。もう涙の話しかしてないんだけど、俺にとっては涙が出るってすごいことなの!本当に肩が震えて止まらなくて、体もフラフラになってきて、目もぐちゃぐちゃだったろうけど、耳はギターを捉えていて、目はヤマトパンクスだけを見ていて、その世界の中に沈みこんでいました。
 もう言わずもがなですよね、あんな名曲。意味がわからんのだよ凄すぎて、もうあんたもあんたも聞けよ今からすごいから本当に!


 翼もくださいはYouTubeに上がってあるバージョンが好きなんだけど、やっぱりライブってなるとそんなの関係なくて、PK shampooは生で見るべきなんだよあの世界は生でないとわからない。あの気持ちよさは生だけ。
 「メロディーがなくても笑えるのなら ギターはいらない」の所の歌詞とメロディーが大好きで、京都をぶらつきながら書いたはんなりした曲だとは言ってたけど、誰に言っているのかとかはわからないんですよね。でも、ヤマトさんがメロディーを歌ってるってことはそういうことかなって思って少し嬉しいです。
 いちばん大切なもの一つだけ見てたい。見てたいよ。
 


 で、あとはなんだ。奇跡か。ヤマトさんお気に入りの奇跡。カワノさんとの思い出の曲らしいですね。なんか、良いなぁとかより羨ましいなぁが勝っちゃうんだよなもうこれは恋だよほとんど。
 まだ、缶ビールは飲めないけどいつか誰かと分かり合いたいし、分かり合いたいと思える奴らと音楽がしたいです。浅学なくせして音楽音楽言うけど好きなもんは好きだししたいことはしたいんだよ!!!!
 「ブリーチしたみたいな雲」って言葉が好きです。PK shampooは文学ですか?




 そして、星なんです。これ本当に本邦初公開しちゃうね独占もだめだし。
 この前、星の歌詞解釈をしてる人がいて。感心しちゃって。なんとなくの感覚を言葉に表すのって難しいから、そのブログを見てすげぇー!って思ったんですが、一つだけ。
 「玄関先の水溜まり飛び越えるみたいに君のこと 探しに行くから待っててよ」の所。
 サビの歌詞を貼りますね。デン。



 とまぁこうなっておりまして、普通に歌詞を聞いてて「玄関先の水溜まり」がすごく気になってて、なんで急に!?と思ってたんですけど、友達と話してる間に思ったんですよ。
 玄関先の水溜まり=アンドロメダ星雲じゃないの?って。
 アンドロメダ星雲がこちら。でん。


 アンドロメダ星雲の色に関しては正解はないとされているみたいで、この画像は特に青色のやつを持ってきたんですが、見えなくもないなと思って。
 仮にこれを正解とすると、「玄関先の水溜まりを飛び越えるように簡単に探しに行くよ」という意味と「僕らが星になってアンドロメダ銀河の端と端に位置しようと探しに行くよ」という二つの意味がかかってるんじゃないかと思うんです。
 まぁ半分妄想なんですが、俺はこの解釈が気に入ってるので、本人に間違っていると言われてもこのまま信じぬきます。
 そして、ライブでの星はほとんど覚えていないですね。もう終わるのか。まだ足りやん。もう一周せい。と思っていたくらいでそれ以外はあんまり覚えていないです。
 あ、綺麗だった感覚はあります。プラネタリウム見てるみたいなライブだったなぁ。




 そしてアンコールなんですけど、俺はあのくだりが嫌いで、俺の嫌いなくだりを邪魔くさいって言ってすぐ戻ってきてくれたPK shampooが大好きで。本当にこの人たちは俺のためにバンドやってんの?って思うくらいに俺の好みを正確にうち抜いてくれるんですよ。


 「ほんまにアンコールなかったら帰るところでしたよ。京都線で。」
 とかマジで漫談かよってなるような入りで、そこでやっと俺以外のお客さんが見れて、みんな熱くなってるのが伝わってきたんです。でも、それでも今日1番受け取ったのは俺だって言う自信があって、まだ涙も止まってないしなって思ってたら京都線が始まって。
 何度だって言うけどカイトさんのギターは涙腺を破壊する成分があるんで、もう泣きましたよ。泣きじゃくりました。ヤマトさんが歌いながら降りてきた時、一瞬こっちに向かってきてるような気がして、でも多分それは俺の恥ずかしい思い違いで、それでもやっぱりそう思わせてくれるヤマトパンクスの魅力でもあって。もう大好きが止まらなくて!
 君がいない夜って何してたんだろうなって。なんか一人思い出したけどもういいよそんなこと、君だって君の幸せがあるだろって、今は、今だけは俺が1番PK shampooの近くにいられてるんだ!って思ってました。これから先どんだけでかい場所でやったって、PK shampooは俺のすぐ側で歌ってくれるんです。7/8程の距離まで行けることがこれから先あるのかはわからないけど、彼らの音楽は俺の中まで届くんだってのが嬉しくて、彼らの音楽でここまで号泣できたことが本当に嬉しかった。





 ライブ終演後なんて本当に混乱してしまって、何も頭が働かないままファミマでリプトン(ミルクティー)買って、おしぼり貰って鼻かんで、イヤホンつけて何も流さないまんま、店の前に座り込んでました。
 二度とあんな夜は来ないし、あんなライブはない。






 きっとあの場の誰しもが感動して、誰しもが楽しんで、俺以外にも何人もが泣いていたりしたんだろう。  東京や名古屋ではもっと熱狂していた人がいるのかもしれない。
 でも、俺が1番泣いて1番PK shampooから受け取った客だという自負と実感と自慢ですよこのブログは。
 
 こんな出来損ないが言うのも恥ずかしいけれど、ライブを見ると「なんで俺はこっち側なんだろう。」「なんでステージに立っていないんだろう。」って誰を見ても思うんです。それはたとえCRYAMYでもマイヘアだろうと。
 でも、それすら考える暇がなかったのは、前述のさよならポエジーとPK shampooだけでした。それがすごく嬉しくて、すごく悔しい。




 脳がパンクすることはなくて、それは情報を処理しても絶対に不要なものから耐えられなくなる容量分だけ忘れていくからって言うのを最近友達に教えて貰った。きっと俺はこれからも色んな強い感情を知ってその都度なにか別の強い感情の輪郭から少しづつ忘れていくんだろう。

 それでもいいんだあった事実には変わりない。あの日のライブも忘れていくし、あの子との事だってちょっとずつ消えてって、それは悲しいことだけど、忘れたって覚えてられることを覚えてれば、いつか何かになるんだ。アバウトだけど本当だよ。またねは効くんだ。


 

 俺の話が多すぎた。俺の話はそんなに要らん。 


 本当はこれだけ。
 PK shampooが好きです。それじゃあ。