観光で日本から来る人たちにとって、悩みのひとつは間違いなく「買い物」でしょう。
事実、なかなかよいものがみつからない、いまさらコアラやカンガルーのぬいぐるみでもないし、シープスキン?TIMTAM(チョコ)?ベジマイト?・・・一生懸命考えてもなかなか本当にほしいものは見つかりませんよね。
まあ、そんな中でも、やはりオーストラリアでの買い物の「王道」はオパールでしょうか?
この国は世界でもまれに見るオパール産出国です。 事実、シドニーやメルボルンといった都会の目抜き通りを歩いてみると、これでもか、というぐらいに多くのオパールショップが軒を連ねています。
さて、そんなオーストラリアの中で、オパールの二大生産地といえば、ライトニングリッジとクーバーぺディー。
クーバーぺディーはもともと個人的には、オーストラリアで「一番ユニークで賞!」をあげたいぐらい、好きなところですが、ライトニングリッジもまた凄い。
先月初めてそのライトニングリッジに行ってきたので、まだ記憶が残っているうちに簡単にその魅力(・・かな?)を紹介してみたいと思います。
知り合いの同業者から、「近藤さん、突然だけどライトニングリッジに行ってくれない?」と電話があったのは、わずかその1週間前。「日本からロケ隊が来る んだけど、地元の人たちがみーんなのんびりしていて、メールや電話で問い合わせをしてもなかなか返事が来ない」、「それで日本側がちょっと痺れを切らしちゃっているんで、なんとか現地に乗り込んで段取りを直談判してきてほしい」とのこと。
日本人とオージーとの、のんびり度(?)の違い、撮影ではよくあること。我々の仕事のメインはまさにこの日豪間の「温度差」を埋めること。
早速期待と不安半々で行ってきました(ちなみにこれはロケハンといい、まずは下見と段取りの確認、そしてしばらくして本隊が入り撮影が始まるわけです)。
まずはライトニングリッジはどこにあるのか?
シドニーのあるNSW州ですがかなり内陸、それだけでとても暑そう。
よく調べてみると、シドニーそしてブリスベンの2大都市どちらからも、およそ750キロ、車でもゆうに8時間はかかるところ。時間がないので今回は飛行 機、しかしこの飛行機が極端に小さい。特にシドニーからダボという街で乗り換えるのですが、この先は、6人乗りぐらい。トイレもなし。しかし、逆にラッ キーなことに離陸後、親切なパイロットの好意で助手席に座らせてもらいました!
そしてシドニーから乗り継ぎで約3時間後、やっとの思いでライトニングリッジに到着。
しかし、「あれ?」だれもいない。
そうです、無人空港でした。空港には「いらっしゃい!」という看板と(もちろん英語)民家のような建物が1軒だけ。鍵はパイロットの方が持っているだけ。いいですね、このシンプルさ。こんなことだけでもうれしくなってしまうのは私だけ???
さて、ここで待っていてくれたのは、案内役のMAXI女史。地元のマイニング(炭鉱)協会の方、とても逞しく、しかも賢そうな女性、肝っ玉母さんタイプか な?(あとになってこの彼女の数々のご助力で、難しいロケの無理難題もすべてうまく行きました、彼女には頭があがりません、本当に大感謝です!)
まずは彼女の案内で町へ、といっても通りわずか縦横5-6本のこじんまりしたところ、ゴーストタウンに近い。
人も少ないけど、けっこう笑ってしまうのが、地元の男たちの格好。
ほとんど誰もが、ほこりっぽいトラックに乗り(きれいにしていない)、カウボーイハットをかぶり、多めの髭を蓄え、頑丈そうなウエスタンブーツのようなものを履いていました。
でも、皆さん表情は明るい。
ちょっと休憩でパブへ。
ならず者が多いようなイメージが強かったんですが、全然怖くもないし、治安も悪くない。
みんな和気あいあい、ほとんど顔見知りなのでしょう。
「人口はどのくらい?」私が聞くと、MIXI女史、しばらく考えて「2000人ぐらいかなあ??」、その時はずいぶんいい加減だなあと思ったのですが、あとでわかりました。
もともとこの街は世界中の山師が「一攫千金」を狙って集まってできたようなところで(何せ60カ国以上の人種がいるらしい)、そのうえに、シドニーなどの大都会がいやになって、ここに「半」定住しているようななんともいえない人種がたくさんいるそうな。
そういえば、街の周辺の住宅地とは別に、炭鉱の周辺にも仮設っぽい、いやにちっぽけな家や、テントや、キャンピングカーなどが「密集」してました。こうい う人たちは定住しているような、いないような・・・で、数年に1回の「国勢調査」でも、はっきり表面にでてこない、いわば社会的には存在しているのかいな いのか、その正体さえわからないゴーストの存在のようなのです。
かなりおおげさですが、だから、人口がはっきりしないようです。ううん、面白い!
続く・・・
↓セスナ機からの眺め
↓空港の看板です。
↓ライトニングリッジの頼れる姉御、MAXINE女史




