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即興演劇ユニット acttract公式ブログ

即興演劇ユニット acttract(アクトラクト)の公式ブログです。メンバーの3人が、隔週で各自の興味ある分野についての連載を行っています。

浅井ケンスケの志事発見伝
第14回「産科医・川鰭市郎 命の重さに向き合う」

テレビのドキュメンタリーやビジネス番組などで特集された人物・組織を取り上げ、
その人物・組織の考え方と即興演劇との共通点を探る「志事発見伝」。

第13回は、6月23日(月)に放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」より
「産科医・川鰭市郎」を取り上げます。

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┃  人物紹介
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1955年生まれ。
岐阜県にある国立病院機構・長良医療センターの周産期診療部部長。
「全員主治医」体制を取り、妊婦と胎児のための最先端の医療を行っている。

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┃  ポイント
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・やれることがあるのにやらないで見ているのは嫌。
 やらなければいけないことは万難を排してやる。
 やらなくてもいいことはどんなことがあってもやらない。
・手術をするということは、治る可能性があるということ。
 希望を見つけ出すのが医療。上手くいくことを考える。
・全員が主治医。チームの力こそ、難しい手術を乗り切る原動力。
・意味のない命など一つもない。80年生きた命も、10分で亡くなった命も、
 生まれてきた時に心臓が動いていなかった赤ちゃんも含めて、
 生まれてこない方が良かったというものは一つもない。

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┃  共通点
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今回の番組を見て感じた共通点は「命の重さに向き合う」ことです。

川鰭さんの仕事には、ひとつのブレない軸がありました。
それは、「命の重さに向き合うこと」です。

上述しましたが、意味のない命、生まれてこない方が良かった命というものは
一つもないという信念に基づき、一人ひとりの患者さん(妊婦・胎児)と向き合い、
一つでも多くの命を生み出そうとされていました。
小さくて儚い、新たな命の誕生の瞬間には、私も思わず目頭が熱くなってしまいました。

さて、話を即興演劇に移しましょう。

即興演劇では、プレイヤー(役者)がその場その場で役という命を生み出していきます。
そして、自ら生み出した役という命を背負い、役の人生を表現していきます。

今回の川鰭さんのことばで捉えると、その生み出された役は、
一つとして意味のないものはありません。

たまに
「この役でシーンに入らない方が良かった」
「他の役で入ったほうが良いシーンになった」
「その他大勢の要らない役で入ってしまった」
などという声を聞くことがあります。私も時々反省として思うことがあります。

しかしながら、やり直しのきかない人生・シーンである以上、
生み出した人間・役としてどう生きていくか、自分で責任を取り、
また周りの人に影響を与えて、自分を認めて生きていくことが大切だと感じます。
それが命の重さだと思うのです。

自分たち自身が生み出す、役という命。
その命には、一つとして意味のないものなんて無い。
命を生み出したことをどうイエスアンドしていくかという新たな見方を
今回のプロフェッショナルから教えてもらいました。

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┃  あとがき
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即興演劇でも、血の通った人間の芝居がしたい。
ずっとこんなことを思ってインプロを学んできています。

いかにインプロらしくない芝居をするか。
リアルではありえないことを、リアルに表現したいという私の夢に、
川鰭さんが一つの指針を与えてくれたように私は感じるのです。

命って、希望ですから。


「志事発見伝」第14回、いかがでしたか?
担当は、浅井ケンスケでした!次回をお楽しみに!


【今後の更新予定】
6月11日(金)「タカマサユキのザ・タカデミー賞」第14回
7月15日(火)「永田麻依のまいっぷるマガジン」第14回
7月20日(日)「浅井ケンスケの志事発見伝」第15回

【今回取り上げた番組】
プロフェッショナル 仕事の流儀
NHK総合 毎週月曜日 午後10時~10時48分
http://www.nhk.or.jp/professional/