タカマサユキの『ザ・タカデミー賞』
第22回受賞作品「ドックヴィル」
古今東西の名作を取り上げ、インプロ(即興劇)のシーン作りやゲームに役立てる『ザ・タカデミー賞』!
第22回の受賞作品は、「ドックヴィル」です!
監督・脚本はラース・フォン・トリアー、主演はニコール・キッドマン。2003年のカンヌ国際映画祭コンペティションにトリアー監督作として六本目のノミネートを果たした作品です。
今回『ザ・タカデミー賞』では「ドックヴィル」に、
『光の中に悍ましい闇があるで賞』
を授与したいと思います☆
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【あらすじ】
舞台は大恐慌時代のロッキー山脈の廃れた鉱山町ドッグヴィル(犬の町)。医者の息子トム(ポール・ベタニー)は偉大な作家となって人々に彼のすばらしい道徳を伝えることを夢見ていた。
そこにギャングに追われたグレース(ニコール・キッドマン)が逃げ込んでくる。トムは追われている理由をかたくなに口にしないグレースを受け入れ、かくまうことこそが道徳の実践だと確信し、町の人々にグレースの奉仕と引き換えに彼女をかくまうことを提案する。
グレースは受け入れてもらうために必死で努力し、いつの日か町の人と心が通うようになる。しかし、住人の態度は次第に身勝手なエゴへと変貌していく。
※Wikipediaより
【見どころと役の成長】
『1番の見どころ』
シーンそれぞれもあるのですが、この作品の場合は舞台セットに注目していただきたいと思います。
舞台をそのまま映画として切り取ったセットは舞台をメインにしている我々にとってとても斬新でした。
白線を引いてそこに何があるのか、どんな場所なのかを書き記しナレーションと俳優の演技で魅せるのはインプロバイザーとしても興味深かったです。
舞台のような、映画のような。このバランスが他の映画とは違う感覚でした。
『役の成長』
グレースにフォーカスします。
ドックヴィルに逃げ込んできたグレースはギャングのボスである父のやり方に反発してきました。
自分の中の想いとは違った気がしていたからです。それはギャングの中で育ってきたからでしょう。視野がそこしかなかったからです。
しかしドックヴィルで倫理観がひっくり返るほどの数々の出来事にあい、人の欲望など悍ましい部分を垣間見た彼女がとった行動はこの町全てを消すことでした。
正義とは。正しさとは。彼女の中で様々なことが変わり決断した瞬間だったと思います。
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というわけで今回の『ザ・タカデミー賞』はいかがでしたでしょうか?
前半はよくある良い話ですが、ここからこんなにも落ちていく作品は初めてでした。
人の闇をそのまま表した作品でしたが、確かに人の闇とはこういうものだし実は誰しもがもってる闇なんだなと思います。
観た後はかなり精神的にきますが、俳優として役を演じる上で役の光と闇を持ち合わせるともっと深い役作りが出来るのではないでしょうか。
担当はタカマサユキでした!次の『ザ・タカデミー賞』もお楽しみに☆
【今後の更新予定】
11月4日(火)「永田麻依のまいっぷるマガジン」第22回
11月9日(日)「浅井ケンスケの志事発見伝」第23回
11月14日(金)「タカマサユキのザ・タカデミー賞」第23回