俺は田村社長がどんな決断を

するのか?これで今後の方向が

決まる。そう思いながらスーパー

に着き事務所に入っていった。

田村社長は椅子に座って俺を

待っていたようだ。

「お~来たか あれから考えた

で!ま~座りいや」と明るい

顔で俺に声をかけた。

俺はソファに座っておもむろに

「社長、昨日の話しの件ですが

どういう結論を?」と聞くと社長

は「まず今のままではスーパー

が危ない しかし資金繰りは

ヤクザがかんでいると難しい

昨日まではそれでもパチンコ

をやらないと潰れてしまう」


と大きな息を吐きながら続けて

「昨日まではやるつもりやった

けど、お前がもう1つの話しが

きている を聞いてな~ ただ

今の話しを分らないように潰す

のは怖いで 策はあるんか?」

俺は陳さんとのすし屋での会話

を思い出していた。

「陳さん、資金が無いとかヤクザ

が絡んでいるとかでは納得しな

いと思うんです。ではどうすれば

と考えた作戦は、パチンコ店を

造るには住民同意が必要です

よね。でも近隣の住人が判子

を押さない だと住民がヤクザ

に脅される と思うだけでしょ」


と言うと陳さんは「その通りです」

そこで と言う陳さんの言葉を

遮り「可能性があるとすれば近隣

では無い住人に市役所へ抗議

の電話をさせれば市役所も許可

を出しにくいと思うんです それも

1日何回も何十回も電話をすれば

と考えたのですが どうでしょう

か?」と陳さんの顔を見ると

陳さんはニヤリと笑いながら

「さすが山口さん 追い込まれる

と知恵が出るんですね その

方法しかないと思います ただ

電話をするだけでは弱い 本当

に苦情が入っていると分らせる

ために市役所の担当者に会って

苦情件数とか何か証明があれば

より強いと思います」


この話しを田村社長にすると社長

は「そうかぁ それしかないな」

と言ったので俺は「社長 俺は

社長を信じてこの話しをしました

もう後には戻れませんよ!」と

強く言うと「分ってる それにかけ

るわ お前が陣頭でやってくれよ

ワシも電話とかはするから」

俺は念押しに「社長 酒の席や

彼女の前でも絶対喋らないで

下さいよ 組長の若い衆が

見張っている可能性はあります

からね」と「分ってるがな バレ

たら命ないしな」と真剣に言う

ので俺はホッとした。

すると社長は「今晩、南に行こ

うや」と ま~仕方無いと思い

ながら「では6時に来ます」と

伝え事務所を出た「ここからが

本当の勝負やな 後は龍さん

の話しやな」と思いながら車を

走らせた

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