本谷有希子さんの作品は、
演劇では観たことがあったんですが、
小説ではあんまり読んでいなかったので、
読んでみようと思った最初の作品です。
いやあ、相変わらず不幸な話ですね。
不幸すぎる。
でも、最後に望みがある。
みたいな話が本谷有希子作品の王道ですが、
この作品も同様にそんな感じでした。
途中、主人公が環七を走るシーンが出てきますが、
近所に住んでいたこともあって、
このシーンがやけにリアルで、
やけに切なく感じました。
こんなに心に来る文章を書ける人って
すごいですね。
やっぱりすごい。
「生きてるだけで、愛」