毎年、夏になるとよく聞かれるのが「アクアプログラム」のこと。
私自身、水中運動との出会いが自分を大きく変えました。
ダンス系のインストラクターからエアロビクスのインストラクターへ
そして、自分の怪我や教え子の怪我から水中運動に興味を持つわけですが・・・
アクアエクササイズを通して、この仕事を大切に続けていこうと思ったのでした。
30代の初めの頃です。
「機能改善」という言葉など、フィットネス業界にはこれっぽっちもなかった頃です。
「シェイプアップ」が主流だった頃
スタジオとプールと同時に始めたコンディショニング系クラス「肩こり腰痛予防改善教室」
よくよく考えると、この頃からニーズは高く、クラスはいつも30人~50人とクラブは違っても集客の高いクラスでした。
奇特なクラブが、私のわがままを聞いてくれて、エアロビクス花盛りの頃、地味に教室を開催させてくれたことに今でも感謝です
41歳の時に念願かなってドイツ&スイスに足を運び、ヨーロッパのアクアセラピーに触れ、本格的に「水中機能改善」に力を入れたいと思いました。
2001年、ドイツの温泉プールで体験した腰痛治療やマクミラン法
フロートベルトやヌードルを使った機能改善プログラム
刺激的な12日間だったことを覚えています。
プールを単なるスイミングやアクアビクス、水中ウォーキングとして画一的なプログラム展開だけでなく、参加者に応じた多様性のあるプログラムを展開したいと思いました。
その間、多くのフィットネスクラブやスイミングスクール、関係団体様を通して「水中機能改善」の考え方やプログラムの在り方を提案させていただいたり、取り組んでいただいたり・・・
なかなか難しかったのが、
プログラムを育てること
指導者を育てること
時間がかかりすぎること
理解をしていただいても優先順位の上に上がってこないこと
それでも、私はかれこれ20年近く、あるクラブで有料クラスとして教室を担当させていただいています。サポートも1人つけた指導スタンスを贅沢にも続けさせてもらっています。
参加者の皆さんの満足度は、高いと思います。
周りのお客様の理解は、「こういったクラスがあるクラブだから安心ね」と言っていただいたことがあります。
たいして、集客もしていないし、チラシにも載ることがありませんが、長くやっていることで、お客様からの紹介とスタッフの案内のおかげで、採算は何とか取れているようです。
と言っても、すべてのクラブやインストラクターが同じようにできるわけでもなく・・・
現場を預かるインストラクターの方から、「もっと水のことを学びたい!」「アクアはもうやらないのですか?」「水中機能改善、どこで学べますか?」・・・
心が疼くような言葉をいただきます。
だから、『アクアキネシス®』というプログラムを提案しました。
『アクアキネシス®』は水中で行う機能改善を目的としたコンディショニンググループレッスンです。
1人のインストラクターが、同時に大勢の方に指導するスタイルです。
音楽は、BGM使用ですからリズムをとる必要はありません。場合によっては、音楽を使う必要もありません。
30分のプログラム構成です。
「腰痛改善」「肩こり改善」「膝痛改善」3つのルーティンがあります。
エクササイズのルーティンが決まっていますので、プログラム作成に悩む必要はありません。
今までのアクアフィットネスと指導の視点が違い、セルフコンディショニング(自立型)に導く指導法です。
『アクアキネシス®』指導者養成コースは、今月の7月30日(土)~31日(日)福岡久留米にて開催です。
http://www.ikinobi.org/info/trainer/6729/
なお、2016年10月30日(日)&31日(月)にも広島と富山で開催が決定
まもなくHPにアップされます。
ご参加希望の皆様、スケジュール調整よろしくお願いします。
15年間たっても、この時の感動と衝撃と可能性をまだまだ持ち続けたいと思っています。
それにしてもみんな若いね(笑)