「成功は人柄に比例する」
これはBTSの振付師、ソンドゥク先生がインタビューの中で語った言葉です。
「一番基本的なことは『誠実さ』です。一番簡単な答えで一番難しい」ともおっしゃっていました。
パンCEOもBTSの人気の秘訣はBTSメンバーの「誠実さ」にあると、あるインタビューで言っていました。
K-POP界では、時々驚くようなアイドルグループの不仲説やいじめ問題などが報じられます。これはドラマなんだろうかと目を疑うような内容もあります。こういう記事を目にするたびにアイドルである前に人として日々、何を指針として生きるのか、何を考えて生きるのか本当に大切だとつくづく思います。
BTSはそのようなスキャンダルはありませんが、それでも、ここに至るまでには喧嘩もあり、解散の危機もありました。でも、彼らを知る人たちは異口同音、彼らは「いつも謙虚で、優しく、礼儀正しく、誠実な子たち」だと言っています。それは、彼らは常にどこに行っても、誰に対しても変わらず誠実に人と接しているからではないでしょうか。
彼らに人はどうあるべきか、お手本を見せてきたのは傍にいる大人たち、パンCEOであり、ソンドゥク先生やマネージャーのお兄さんたちだったということも大きな要因だと思います。
彼らが、BTSのメンバーの意見を尊重し、大切にしてきたからこそ、子供だったBTSのメンバーは大人の背中を見て「誠実さとは何か、最善を尽くすとは何か」を学んできたのだと思います。
ある評論家の方が、BTSの成功の影にはJinの存在が大きいとも語っていました。
「特に韓国では非常に珍しいタイプのJINが最年長メンバーであることが、“BTSというチーム”の成功に大きく寄与しているのではないだろうか。」
「年上だからという理由だけでJINが他のメンバーに何かを強要するシーンを見たことはないし、むしろそういった年齢を盾にしたような威圧的な言動を意図的に避け、全メンバーに対して同じように目線を合わせている。」
それを象徴するようなシーンが、解散危機前にアメリカでコンサート開始直前に起こったJinとテテの衝突。
テテの一言からJinが珍しく声を荒げるシーンが。それでも、RMに促され、Jinは自分から折れて自分が悪かったとテテに謝りました。
韓国の年長者を敬う文化の中においてはJinが取った行動は恐らく考えられないことでしょう。その場を収めるために何をすべきかJinは分かっていたからこそ、自らのプライドを捨ててテテの気持ちに寄り添おう努力した結果だったと思います。
その夜、話し合いがもたれた時も、正直に、年上だから傷ついたと話したJin。
そしてテテからの申し出にもこれから気を付けると言った優しいJin。
こんなに優しいヒョンはいないでしょう。
ある動画でJinが「ヒョンは今日からマンネラインに入るから」と言うと、
ジミンが「僕たち、認めないよ!」
グクが「おい!」
と答えているシーンがありました。![]()
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そのやり取りが本当にほっこりしていて笑えたのですが、これは他のアイドルグループには絶対にないシーンなんだろうな、と思いました。
また別の動画では「ヒョンがSugaみたいだったらどうする?」とグクミンに聞くと「嫌だ!Jinヒョンがいい」と答えていました。
マンネ達はJinが大好きなんですね。![]()
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でも、何十年後も一緒にいたら「その時は敬語をつかわなくていい?」とジミンが聞くと「それはダメ!」とJinがビシッと言っていたので、そこはヒョンとして最低限譲れないラインなのでしょうね。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75801
SugaはJinのことをますますお兄さんとして慕っています。
グクののびのびした彼の表情をみていると、本当に愛情深い家庭で育った子供のよう。グクはJinが育てたようなものですよね。グクにとってBTSは屈託のない笑顔で自由にふるまえる居心地のいい場所なのでしょう。それもJinがいたからです。
In the Soopで「寒い」と言って、グクがJinをBack hugするシーンがありました。
まるで小さい子どもがお父さんに抱きつくみたいに。それを何も反応せずに、グクがしたいようにさせているJinの姿にある意味感動しました。
また、ある時、チゲをお椀によそっている時に、グクが鍋の淵に手を触れてしまって「熱っ!」と言ったら、即座にJinが「貸してごらん」とおたまを取って、Jinがみんなに取り分けてあげていました。
グクが神話のミヌと番組で焼き肉を食べた番組で、そのシーンをJinとジミンが観ながら「ジュングクに肉を焼かせたことがないから肉は焼けないはず。だからグクにやらせちゃダメ」と言っていました。本当に子どものように大切に育てたんですね。お父さんやん!![]()
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Jinの優しさが垣間見ることができるシーンは他にもたくさんあります。
パフォーマンスをするためステージまで歩くランウェイにアミボムを落としてしまったArmyがいたのですが、本番前にもかかわらず拾ってファンに渡してあげていました。
また、2013年に主演した「新人王」という番組でドッキリを仕掛けられ、エレベーターに妖艶なお姉さんが泣きだすという状況で、Jinは泣いているお姉さんに向かって「何か悲しいことでもありましたか?」と優しく聞いていました。(Jiminちゃんなんて妖艶なお姉さんの胸の谷間見ただけですから。)
Jinの温和で優しい性格はメンバーの心さえも変えたと、記事の中で書かれています。
この誠実な人柄が何を意味するのかビジネスの世界にいる(頭をはげちらかしているビール腹の)おっさんたちにはわからないことでしょう。
なぜならば、それが数字として具体的に表れる部分ではないからです。
しかし、ビジネスでも音楽でも、かかわっているのは人。
その人の内側にある誠実さは人とのかかわり方や、発信する音楽、映像、ひいては見た目にも表れます。つまり、すべてに通ずるということです。
浮き沈みの激しいK-POP界にあって、7年経っても人気は衰えず、契約を更新し、さらに高みを目指しているBTS。その根底にあるのは、彼らの音楽やパフォーマンスのみならず、彼らの誠実さに「魅了」されたArmyたちがいるからです。それは鉄壁の牙城。株価なんぞに踊らされることはありません。
