BTSを批判し続けてきた人が、「マイホームの夢」と題した写真を自身のSNSにアップしていました。

 

その写真は立ち並ぶ高層マンションを漢江の反対側からベンチに座わり撮った写真です。

「マイホームの夢」と題したその写真の主人公はマイホームを手に入れたいと思う年齢にさしかかり、でも厳しい社会情勢の中でアーティストとして成功することもなく、マイホームは「夢」でしかない、という思いでこの投稿をしたのかもしれません。(あくまでも推測ですが)

どこか悲哀に満ちた後ろ姿でした。

 

これは憶測にすぎませんが、今週、BigHitが株式上場するにあたり、逃したチャンスの大きさに愕然としているのかなとも思いました。

 

あの時....していれば....

あの時....と言わなければ....

批判していなければ、もしかすると一緒にコラボするなど仕事の機会もあったかもしれない....

 

同じ時代を生きる若者が、方や億万長者、方や名ばかりのアーティスト。

たった7年でこれほど大きな差がつくという現実は周りの若者たちにとってはある意味、衝撃的なことだと思います。

 

これは人生の岐路に立った時の「見極める力」の差なのではないかと思います。

RMやSugaだって、会社の方針が変わった段階でBigHitを去る選択があったはずです。

でもそれをしなかった。

彼らは3年間も下積み生活を送り、いつデビューできるかわからない日々を送っていました。それでも、デビューできる日を信じてひたすら努力し続けた日々。

途中で会社の方針が変わっても、それぞれしっかり最終的な目標があったからこそどんな試練も乗り越えてきたのでしょうし、今があるのだと思います。

化粧や衣装がどうかということではなく、自分たちの音楽を一人でも多くの人たちに聞いて欲しい、知って欲しい、ただそれだけでした。そして経済的な自立ができるような環境で音楽活動を続けたいと。

 

昨日のコンサートの「No More Dream」や「Boy in Luv」を観ていて、本当にBTSは成長したなと思いました。

まるで別の曲のように感じました。

7年経って、みんな体つきも変わり、パフォーマンスのクオリティが上がったこと、そして何より、自信と精神的な余裕がでてきたことが大きな要因かなと思いました。

それもこれも7年間、パンPD(今は会長?)やPdoggさん、ソンドゥク先生などプロの集団の指導の下で研鑽を積んできたから成長できたわけで、目の前にきた”big wave”を見極めて乗ったものだけが観ることができる高みなのでしょうね。

 

”We are Bulletproof”が思い浮かびました。