米国の経済誌Forbesの日本語版に「50代になってもBTSは不滅だ!」というタイトルの記事がありました。

経済誌だけあって、BigHitのユン・ソクジュン共同代表のインタビューからBTSの成功と今後の戦略について書いています。

 

 

この経済紙の読者はほぼビジネスマン、平たく言えばおっさんばかりで、BTSに関する関心は来月新規株式公開に際してBigHitの企業価値がどれくらいあるのか、という点だけです。

 

ですから、BTSがどうやって50代まで不滅でいられるのか、というタイトル通りの記事ではないのが残念です。

 

10月の株式上場によって、韓国最大のエンターテイメント会社になる可能性のあるBigHit。

短期間でBTSを「21世紀のビートルズ」と言わしめるほどの世界的スーパースターに育て上げたその手腕は世界中の関心を集めています。

 

しかし、今年に入りコロナウィルスの影響でBigHitの上場も危ぶまれるほどの試練に遭遇しました。

BTSの収益のほとんどはBTSのコンサート。昨年は8か月で約200億円以上もの売り上げを記録しています。その収益の柱を失って、果たして株式上場できるのか、という憶測も飛び交っていました。

BigHitは今年5月、アイドルグループを抱えるPledisとの合併により、上半期の収益は去年を上回りました。

 

また、BTSを成功に導いた要因の一つはデジタル戦略のうまさにあるとも書かれています。

「ソーシャルメディア戦略はすべてのK-POPアイドルグループのマーケティング手法のありかたを変えた」たともいわれています。

 

BTSの成功の要因は、「ファンをビジネスモデルの中心に据えたこと」とユン・ソクジュン共同代表は語っています。

「ファンにとって大事なのは、応援するアーティストとコミュニケーションが取れることがファンにとってすべて」だからです。

 

昨年、BTSとBigHitが契約更新しました。その際にパンPDとBTSが話し合ったのは契約内容やお金のことではなく、いかにArmyにより良いものを提供できるのか、ということだったそうです。常にArmyのことを中心に考えているのです。

 

ここで表題につながるコメントが。

常にファンに寄り添い、ファンとコミュニケーション通り、ファンが望むものを提供し続けていればユン代表は断言しているように「アーティストが年齢のせいで市場価値をなくすことはない」のです。

 

マドンナだって60歳を超えてもなお現役バリバリで活躍しているし、Bon Joviだって50歳後半でも続けています。

 

Why not BTS?

BTSがこれからもArmyと共に歩む道のりを選択し続ければ時代が変わっても年月を経てもBTSは不滅だと思います。