韓国に関する記事を読んでいると時々見かける「土のスプーン」という言葉。

秋美愛(チュ・ミエ)法相の職権乱用問題に関する記事に「『土スプーン』の一等兵は部隊復帰に17分遅れて刑務所行き」という見出しの記事がありました。

 


 

 

土のスプーンとは「韓国の20~30代が考案した言葉で、実際の韓国社会を若者の切り口で見た造語」だそうです。

もともとは西洋の「born with a silver spoon in one's mouth(銀のスプーンをくわえて生まれてきた)」という言葉があり、お金持ちの家に生まれるということでことわざに由来しています。

「親の資産で金、銀、銅スプーンと分け、それにも入らない最下層の場合は「泥(土)スプーン」と呼んでいる。」そうです。

 

韓国の20代、30代の若者は「3放世代」と呼ばれ、受験戦争を乗り切り有名大学に入っても就職できず、仕事も低賃金で不安定な仕事ばかり。「恋愛」「結婚」「出産」を諦めざるを得ない世代。3つだけではなく、最近では「就職」「マイホーム」「人間関係」「夢」も加えて7放世代とまで言われているとか。

 

億を稼ぎ、来月にはビリオネアの仲間入りをすると言われているBTSの存在を3放世代の若者はどう見ているのでしょうか。