BTS7周年Birthday PartyでのVとJ-Hopeの会話。
7年前のBTSはみんな若く、尖っていた。それぞれの持っている個性や賜物がまだ融合しきっていない状態の彼らの何がArmyたちの心に火をつけたのか。メンバーは「僕たちの未来?」と言っていたけれど、当時の彼らに今ほどの未来があったとは想像すらできない状態だった。現に、私は当時、日本のTVでパフォーマンスするのを見たことがある。感想は「ほかのK-Popと何が違うの?お腹出しただけじゃない。」程度だった。
しかし、彼らのひたむきさや大人にもファンにも媚びない誠実さに世界中のArmyたちの心に火をつけたのではないだろうか。コロナ禍にあってもBTSのArmyは増え続けている。その証拠に彼らのMVのアクセス回数はどれも億を超えている。
BTSの魅力は語りつくせないけれど、彼らの魅力はスタッフがいうように「誠実さ」に尽きる。
それに「ストイックさ」とそれぞれの個性としての「元素」が「化学変化」を起こしBTSだけの全く新しい「物質」に変えることができる能力だと思う。
彼らよりも背が高くかっこいいアイドルもいる。
彼らよりも歌のうまいアイドルもいる。
彼らよりもラップがうまい人たちもいる。
彼らよりも踊りのうまい人たちもいる。
また、7人全員がそれほど強い個性があるわけでもない。
しかし、彼らのストイックなまでの努力とまじめさと誠実が融合して誰も届くことのできない特別なものを作り出している。そこにファン、魅了され続けているのではないか。
特別いい子ぶっているわけでもない。
その時々で自分たちの苦悩や葛藤や問題を赤裸々に告白し、公表している。
泣いたり、笑ったり、怒ったり、その時々の感情を包み隠さずファンと共有し、彼ら自身も成長していく過程を私たちファンもまるで家族のように見ることができる。等身大の彼らをSNSという媒体を使って私たちファンは享受できるようになったことも、彼らが時代の寵児と言える所以だろう。
RMが言っていたようにそれぞれ最終的な目標は違う。でも、それぞれが日々切磋琢磨して「化学変化」を起こし続けて欲しい。
そこに私たちは彼らの虜になり、「BTS中毒」に陥り、経験したことのない高揚感を感じるのである。