2016年6月2日の日刊自動車新聞1面にこんな記事が乗っていましたので、
まずは抜粋しますね。
◆「〝待たされても好きな店〟でなければ・・・」という
不思議な言葉で、ディーラーの店長がスタッフを指導し
ていた。後で気付いたが、歌謡曲の詞を捩り、彼は新型
車発表展示会の混雑を想定して、社員に待たせても失礼
のない接客を心がけるように指示していたのだ。
◆人気の商品や店で待たされることはよくあるが、最近、
気になる調査結果が出た。人気のテーマパーク「東京ディ
ズニーランド」と大手カフェ「スターバックスコーヒー」
のお客様満足度がランキングを落とした。これまで上位
に君臨してきた両者だけに注目を集めた。
◆敗因の一つに人気店ゆえの「混雑」がある。いくら商
品が魅力的でも、混雑や待ちの行列は従業員対応の不備
やお客様のマナー低下を招きやすく、不快の連鎖が広が
る。ここで対応を誤れば人気店でも不人気店に陥りかね
ない。
◆むしろ混雑時こそ、商品力や接客力が問われる。昨今
ディーラーの専売車種は少なく、中古車販売、車検ビジ
ネスは専業店も含めて販売競争が激しい。待たせるだけ
で商品やサービスの価値は下がる。
◆それだけに混雑の対応は重要である。基本は誠意ある
接客と設備の充実だが、一朝一夕ではできない。本来、
冒頭の詞は〝別れても好きな人〟で、店長が指導した接
客には、そこまでの意味が込められていたのか。
いかがでしょうか・・・。
混雑時の対応の難しさが、書かれていますね。
先日、お邪魔したある店舗のスタッフ教育の場面で、
この記事を紹介させていただきました。
スタッフさんとの会話の中で、
「でも、本当に忙しい時は、いくらわかっていたところで、
充分な対応をすることはむつかしいです」と言われまして、
「ほんと、そうですよね。」
という話になったんですね。
この記事にもありますように、
忙しい時には、手が回りませんので、
充分な対応が出来ないのは仕方がないことです。
ただ、そんな時にも「できること」というのがあると思います。
それをあらかじめ、みんなで考えておくことが
「お客様満足度」を高める秘訣ともいえます。
私も研修の中でよくお伝えするのですが、
「おもてなしとは何か」の答えは、実は「どれだけ考えて準備したか」なんですね。
混雑を想定して、「その時にはどんなタイミングでどんなお声がけをするのか」
をあらかじめ想定して、出来るだけ準備する。
その「想定力」がサービスのカギとなります。
ちなみに・・・・
なぜ「”おもてなし”とは”準備”」なのか、の定義づけの理由についてですが、
それは、自宅に大切な知人をお招きすることを想定してみて頂けると、
お分かりいただけると思います。
いかがでしょうか・・・・。