突然だが
今朝、じいちゃんが亡くなった。
母さんのお父さん。私は片親なので、じいちゃんは一人しかいないわけだが
じいちゃんが40代の頃に母さんが生まれたので
とうに90歳は超えていたと思う。
涙はちっとも出なかった。
「じいちゃんが亡くなった」との母からの連絡にも「ごめん、そっちに帰れそうにないや」とだけ伝えた。
冷たい人間に思われるかも知れない。
実際「まだ生きていたんだなぁ」が正直な気持ちだし
長崎の老人ホームで過ごすじいちゃんの情報は全くこちらには回って来なかったから。
だから、生きているかも死んでいるかも分からないじいちゃんの存在を
ふと思い出しては
あの頃は楽しかったなぁと思ったりしていた。
私はじいちゃんと小さい頃から会っていたわけではない。
まぁ、片親って時点で察してくれているとは思うけれど
まず、私の母は未婚の母で
私を身篭ってから、自立するまで女手ひとつで私を育ててくれた。
私が初めてじいちゃんと会ったのは小学校高学年になってからだったと思う(あんまり記憶がない)。
それまで私という存在は知られていなかった。つまり、初めましてで孫として紹介されたわけだ。
あっ、ばあちゃんは知っていたらしい。
当時はばあちゃんもまだ生きていて
1年に1回は実家に帰って一緒におせち料理やお雑煮を食べたりした。
決して裕福な暮らしではなかったけれど
母しか家族の繋がりを知らなかった私は
温かい繋がりが増えて嬉しかった。
中学2年生のとき、ばあちゃんが亡くなった。
元々病気持ちで、それが風邪によって悪化したらしい。
亡くなる前、じいちゃんから「ばあちゃんがおかしくなった」と泣きながら電話がかかってきた。
ばあちゃんの葬式では泣いた。
でも、自分の意志で泣いたのとは違う。
母さんが泣いていたことに感化されたのだと思う。
それからじいちゃんは長生きした。
最後に会ったのは、就職する前だったか。
何を話したか全然覚えていないけれど
じいちゃんの笑顔はハッキリと覚えている。
じいちゃん、ありがとう。
ゆっくり休んでください。