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ノロ、世界的な流行 遺伝子変異で新種出現も
ノロウイルスは、日本だけでなく世界各国で猛威を振るっている。厚生労働省などによると、米国や中国のほか欧州諸国などでも感染が報告されている。流行の背景には、ウイルスの遺伝子が変異した新種の出現も指摘される。ノロウイルスにはワクチンなどの予防法がなく治療も対症療法に限られることから、抵抗力の弱い高齢者や子供がいる施設では感染をいかに拡大させないかがカギとなる。
日本では、医療法人春光会東病院(宮崎県日南市)で入院患者6人が死亡した事例などが明らかになったが、米ワイオミング州でも今月、160人以上がノロウイルスが原因とみられる胃腸炎にかかるなど、世界的に感染が広がっている。
そもそもノロウイルスは遺伝子の種類が多く、免疫ができても別タイプのものに再び感染する場合がある。この冬が平成18(2006)年以来の大流行となった要因として、ウイルスの遺伝子が変異した新種の出現も挙げられる。
国立感染症研究所によると、新種ウイルスは今年1月に採取した北海道や大阪市の患者の検体から発見。6年前の大流行を引き起こしたウイルスの遺伝子が変異したとみられる。
感染を予防するにはどうしたらいいか。北里大学の和田耕治准教授(公衆衛生学)は「対策の基本は、こまめな手洗い」と強調する。調理や食事の前、トイレの後や患者の汚物処理の後などには、せっけんを使って手のひらや甲、爪の間、手首までをしっかり洗うことが重要だ。
患者が日常的に嘔吐(おうと)や下痢をしている場合でも、ノロウイルスへの感染を疑い、吐いた物や便の処理は慎重に行うことが必要だ。便が付着した衣類やカーペットなどは捨てることが望ましい。また、ノロウイルスはアルコール消毒では死滅しないため、市販の塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム入り)が有効だ。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎は例年、11~2月がピーク。
和田准教授は「抵抗力の弱い高齢者などがいる施設では、常日頃から対策を怠らないことが重要だ」と指摘している。
産経新聞より
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