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オトコ余りの時代が到来って本当?
今年6月に発売された『女性のいない世界』(マーラ・ヴィステンドール著/講談社)という本が話題になっている。
同書によれば、「女子100人に対して男子が105人生まれる」という統計学的な均衡が近い将来崩れ、人口に占める女性の割合が極端に少なくなるというのだ。さらに、結婚できない男性の増加で社会が混乱し、暴動や戦争の危険性が一気に高まるんだとか。
破綻の原因は、男女の産み分けや中絶などによる男子の増加。とはいえ、こうした現象はおもに労働力として男子を好むインドや、一人っ子政策で男子の後継ぎをほしがる中国などを中心に起きているもの。日本をはじめとする先進国には関係ないハナシなんでしょ?
と思いきや、国立社会保障・人口問題研究所情報調査分析部の別府志海さんは、世代によっては日本でもすでに男性過多の時代が到来しているという。
「たとえば、結婚適齢期を迎える25~34歳人口の性比を歴史的にみると、戦前の男性過多、戦後すぐの男性過少の時代を経て、1970年に男女がほぼ同数に。その後は、相対的に男性が増え続けていて、2010年では女性100人に対して男性が102人という状態です」
一方で、第一生命経済研究所・主席エコノミストの永濱利廣さんは、『男性不況』(東洋経済新報社)という著書で、「今後、男性を取り巻く環境が悪化する」と指摘する。
「男性雇用は、これまでのトレンドが続けば2020年までに180万人以上減少すると予想されます。これは労働市場における男性の価値が相対的に低下したため。1997年以降は男性の失業率が女性を上回り、2008年は男性が0・8ポイント高いという過去最高の開きを記録しています。雇用が伸びる業種の医療介護分野は、依然として女性が強い」
ちなみに、2010年の厚生労働省調査によれば、恋人がいない独身者の割合は男性61%、女性50%だった。うーん、「モテない」だけでは済まない時代が本当に来るんでしょうか。
web R25より
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