暗渠排水(あんきょはいすい)を作るので、
籾殻を袋詰め。
暗渠排水とは、田んぼの水はけをよくするため、
地中に穴のあいた細長い管を埋め、排水する設備のこと。
田んぼは常時水を張っているわけではなく、
稲刈り時期には、田んぼの水を抜いて地面を乾かす。
これは籾を乾燥させるためなんだけど、
そのほかにも
稲刈りの時に田んぼから水が上手くはけないと、
田んぼがぐちゃぐちゃになって機械で刈り取りづらいし、
地面が柔らかくて
せっかく育った稲が倒れる危険性があるからだ。
きちんと排水されないと、写真のように土が見えてぐちゃぐちゃなところが増える
そして田んぼから素早く水を抜くために、
地面のしたに穴の開いた管を通してあって
そこから排水する。
これを暗渠排水(あんきょはいすい)と呼ぶ。
その暗渠の効きが悪くなってきたので、
取り換えようって話になった。
地面を掘って籾殻を入れた中に管を通すので、
暗渠排水には大量の籾殻がいる。
話によると1メートルに袋一つ分の籾殻がいるらしい。
田んぼの縦横、合わせて240メートルぐらい。
だから240袋。
朝9時ごろから、夕方5時頃まで、
ひたすら籾殻の袋詰め。
ちりとりのめっちゃデカいやつ
てみを持ってきて山になった籾殻をすくい袋に入れる。
籾殻は米よりは全然軽いけど、
袋が大きくて両手で抱えるのがやっとなんで、地味に疲れた。
普段はたいして何もやってないけど、
こんなことやると農家だなぁって気がする。