まともにならなきゃって辛いなら、大丈夫だよって伝えたい


何気なくひきこもって間もない頃のノートを読み返していた。

 

 

書いてあることは何気ないことなんだけど、

そこにある空気感がカミソリみたいに

ぴんと張り詰めてて、なんか胸がつまった。

 

 

 

どうしてお前はできないんだ。

なんだってやればできるんだよ。どうしてやろうとしないんだ。

ちゃんとやらなきゃいけないんだ!

やることやって、きちんと認められるように

ならなきゃいけない。

ちゃんとやって当たり前だ。それ以上をやらなければ

どこにも行けないぞ、そこにお前の居場所はない。

 

 

そんな言葉なんかくそくらえだ。

お前に私の何が分かる。

 

あの頃の私の頭の中には、

きっとそんな言葉が鳴ってた。

 

 

でも、ほんとにそうかもしれないって

怖くて、どこにも行けなかったし、

誰にも会えなかったなぁ。

 

 

 

 

 

 

すごくひとりぼっちで、自分だけ置いてかれた

ような気がしてて、

 

きっとひきこもりの自分は軽蔑されて

責められるって思ってて、

 

人の視線が刺さって、キョドってたけど、

普通っぽく気持ちの上では武装して、

 

どうしていいか分からないけど、

何かしなきゃいけなくて、

 

 

 

話すのが上手い人の理由を分析したり、

人と上手くコミュニケーションを取れる

人がいたら、聞きに行ったりしてた。

 

こうしなきゃ ってすごくガチガチだったから。

 

 


 

 

 

今、もしそんな人がいたら、

なんか、そんなに怖がらなくていいよ。

もっとゆるゆるでも大丈夫だよって

伝えたい。

 

 

その時の私に

これを言ってもたぶん伝わらないと思う。

 

 

そして、今も引きこもってる自分に

なんか言えるかって言ったら

言えるような資格は何もないけど、

 

 

当時よりずっと

追い詰められなくなったし、

何とかなるって思えるようになった。

 

 

 

だから、

大丈夫だよって伝えたい。

 

 

一人でどうしたらいいか分からず、

引きこもりとばれたら責められそうで怖くて、

誰にも相談できなかった私と、

一緒に土手で日向ぼっこしながら散歩したいな。