少女クラス・マーメイドは2月14日から16日の間、全国大会の「全国の仲間と深めよう 競い合おう 第14回びわ湖カップなでしこサッカー大会(U-12)」に参加してきました。
優勝は目指していませんでした。
ただ、2年連続でベスト8の壁を越えられなかったので先輩たちの分もあと1つ勝ってベスト4に行けたらいいな!!
このくらいでした。
私が勝手に師匠と決めつけている藤枝のトシさん(トシCOACHではない)から教えていただいた「優勝はいろんなものが組み合わされてようやく出来るものなんだ…」という言葉をいつも胸にしまっているので、このことは意識していました。
振り返ってみると、感染症が多い冬のこの時期に全員が元気良く参加できたこと、試合の順番やピッチの場所や状態にも恵まれたこと、泊まりがけの大会にも慣れっこなので自分たちで時間の調整ができたこと、みんなが自律していて引っ張ったり助け合ったりできたこと、そして保護者の皆さんが気持ちよく送り出してくれること、などなど、そう言った意味ではいろんな事やものがうまく組み合わさったと思います。
もちろんこの2日間の大会を迎えるまでは様々なことにチャレンジしていきました。
年明けから市や県のトレセン活動でなかなかみんなが集まれない中でも金曜日の夜のトレーニングでは楽しみながらハードにトレーニングを行ったり、AC等々力女子トップU15(中学生の練習に一緒に参加したり、中学生のお姉さんに8人制のトレーニングマッチを何度も付き合ってもらったり、カジコーチの人脈で男子チームに胸を貸してもらったり…
調整といった意味合いでは今までの経験からまずまずのことが出来ていました。
選手たちはと言うと、先輩たちのような外から見てスペシャルでスーパーな選手はいなかったかもしれません。
でもその分、みんなでいかにたくさんのチャンスを作っていくか!をテーマにこの1年頑張ってきて、そのためになるべくマイボールの時間を多くすること、粘り強く戦うこと、がみんなの中にある無意識領域で繋がるくらいになってきました。
でも、予選からどの試合も緊張感のあるハードな試合では勇気を持ってボールを大事にすることよりも、どちらかと言うとセーフティーでカッコは良くないサッカーだったかもしれません。
ただ、決勝戦の先制点は私自身もはっきりと覚えていますが、前線4人の繋ぐという意識が無意識で共有できていたからこそ生まれたゴールでした。
試合の順番も準決勝で浜松佐藤さんと戦えたことが良かった。
大きくて上手くて強い。
ここになんとか食らいついて粘り強く戦えたことが、選手たちにまた少しの自信を与えてくれました。
そして決勝戦では尊敬できて、いつもたくさんお話をさせていただいているコーチとあたたかい応援をしてくださる保護者様、また何より上手くて熱くてひたむきに戦ってくる選手たちのチーム「ファナティコス」さんがお相手で私たちも素っ裸で試合ができたことが本当に良かった。
勝ち負けとかではなくて純粋にサッカーを楽しみたいという気持ちで戦えることが嬉しかった。
お互いに関東勢で、合同とか補強とか選抜とかではない単独チーム同士で決勝戦を戦えることが何より嬉しかったです。
結果は私たちが勝つことができましたが、どちらが勝ってもおかしくない楽しいゲームでした。
🏆全国制覇🏆なんて言っても少女サッカーという小さなコミュニティーの中での優勝。
でもここに至るまでに選手たちは真剣で楽しくて続けてきました。
私たちは選抜やセレクションで選手を選んだり合同や補充で強化するようなチームではないからこそ、今いる選手たちを勝手に限界を作ってしまうようなことはしたくない。
みんなそれぞれ個性がある中でうまく組み合わせてチームで勝っていく。
そんなチームでいたいと思っています。
スーパーでスペシャルな選手はいなかったかもしれない。
今大会のスタートメンバーは全試合同じでした。
でも、ベンチスタートのメンバーも私の中ではスペシャルだし力があるので、スタートの選手が調子悪かったり、アクシデントがあっても動じることなく落ち着いてゲームを運んでいこうと思えた。実際に不動心でゲームを運べたことが良かった。
長い…
本心はもう少し試合がしたかった…
今大会、全員がピッチに立ったものの、もっと立たせたかった。
そこだけが心残りです。
少女サッカーの中での日本一。
狭い世界での優勝なんて…と思う方もいらっしゃるかもしれない。
でも、何度も言うように決勝戦をお互いが単独チーム同士で戦えたことに素晴らしい意味があると思います。
選抜や補充や合同で補強していたらサッカーを始めたばかりの選手や力が足りない選手はどうすんねん!
力のある子はトレセンでの試合や活動があるのだからそこでやっていただきたい。
協会も少し考えた方がいい。
女子のサッカー人工を増やすんでしょ。
私たちは選抜とかでは合同とか補充で補強しません。
今いる子たちに限界を作らず、みんなで少しでも良い景色を見て私たちもできるんだ!という自信を付けさせてあげるように努力あるのみ。
これは決してサッカーだけの問題じゃなくて、サッカーをやめてしまっても「私はこんなことが出来たんだ!」と何かにつまづいてしまっても立ち上がるきっかけになると信じています。
ちょっと熱くなりすぎた…汗
でもでも、今回の全国大会で優勝したことにより今まで川崎で神奈川で関東で戦ったチームの監督やコーチの方々から祝福のメッセージをもらったり、関西からは今回は出場していませんでしたがフルジェンテガールズの鴨島さんからも直接お電話いただきました。
みなさんと切磋琢磨できたことが今回の優勝につながりました。
本当にありがとうございました。
また、一昨年の夏にちょっとした勇気と自信をくれた@yossi_belezaさんにもありがとうをお伝えしたいです。
そして、不動心の中神先生にも応援してくださりありがとうをお伝えしたいです。
最後に、植木さんと伊藤さんをはじめとするマーメイドのサポーターの皆さま、サミットの皆さま、OGの保護者の皆さま、現役の保護者の皆さまに感謝致します。
そして、最後の最後は女子トップのみんな、女子トップの保護者の方、マーメイド選手に関わってくれるAC等々力のスタッフのみんなにたくさんの感謝をお伝えいたします。
本当にありがとうございました🍊
OK!
TJ