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マダンについて。

あけましておめでとうございます。

今日から仕事はじめの方も多いでしょうね。

私も今日から2011年のスタートを切ります。

さて、去年から私のツィッターで時々触れていた2011年アクトリーグのコンセプト「マダン」について。
いろいろなところから「マダンって何?」と質問を受けました。今日は2011年アクトリーグのことはじめとしてその「マダン」について少し。

「マダン」とは韓国の伝統的な演劇手法のひとつです。
「マダン」=「庭、広場」で行われる演劇であり、舞台と客席という隔たりがなく、出演者と観客が一体となって進めるのが特徴です。もともとは政治的な主張を「演劇」というフィルターを通して市民運動に高めるというもの。政治運動としての側面が強いものと言えます。

私が注目したのは、舞台という概念がなく「観客と演者が一体になって進める」という点。
これは私が理想とするエンタテイメントの形。
去年の六月、アクトリーグマキシマムで控え選手を全員舞台に上げ、「観客を巻き込んで即興を」という無茶ぶりをしたことがあります。あの頃から私の頭にはこの「マダン」と似たようなものがありました。
もちろん「マダン」の存在は知りませんでしたが。

教えてくれたのは、侍サンダースの植村くんでした。

勿論、「即興」や「インプロ」をアクトリーグという特殊な形態に変化させた私ですから、伝統的な「マダン」を日本式に焼き直すつもりなど毛頭ありません。

「観客と出演者が一体化する」

この一点だけを取り入れて、あとはアクトリーグ流に創造します。
即興的な要素もありながら、ストーリーはしっかりと練られている。そういうものに。

韓国の「マダン」が「政治運動」にフォーカスされていたことに対して、アクトリーグのマダンは「働くひと」「コミュニケーション」にフォーカスを置きます。

そしてなにより韓国マダンの最大の特徴である「野外」ではなく「室内」で行います。
「広場」ではなく「会議室」が舞台です。

昨年、10月あたりから着々と準備を進めてきました。

そのための専用スタジオを銀座に構えました。「アクトリーグラボ(研究所)」というべきものです。

1月にはテストケースを行う予定にしてます。

アクトリーグマダンのお披露目ですね。

このブログを通して、そのあたりの情報公開をしていこうと思っています。

また。

マダンではなく通常の「即興アクトリーグ」の企画も夏以降準備しています。

今年もアクトリーグをよろしくお願いします!

コミッショナー MNB23