鮫ケ崎展望台に登った。深い青の海と、地平線と、他の島が見える。1~5月は、クジラが見られると書いてある。残念だが、今は、シーズンではない。
モニュメント(石像)があった。海に向かって立つ女性と子供。『明日へ』というタイトルのモニュメントで、母島では、櫂を持つ女性と男の子の像。父島では、『舟出』というタイトルで、男性と女の子とカヌーの像だそうだ。カヌーとカイが一つになって初めて、「明日へ」の「舟出」が行われるという。男性と女性が力を合わせて未来を作る、そういうことなんだろうと思った。1人でがんばって進むより、複数人で力を合わせて進んだほうが、未来は開きやすいだろう。
港から来た道を反対方向に進むと、ロース記念館という資料館があった。島の人の暮らしの資料が展示してある。現在は、便利な時代になった。当時を生き抜いた人々というのは、本当にすごいと思う。
いろいろ見ているうちに、お昼の時間になったので、ごはんを食べに行くことにした。母島で食事をするところは、数えるくらいしかない。父島も少ないけれど、母島は、もっと少ない。ロース記念館に来る途中で寄った喫茶店は、通りかかった時よりも、来客が増えていた。物資のないところでは、早々に行動しないと、物も場所もなくなってしまう。どうしようとか、もっといいのがあるのではないかなんて考えていると、なくなってしまうのだ。ふと、人生を振り返り、反省した。
ゆっくりお昼を食べ、コーヒーをいただいたら、ちょうどいい時間になった。帰りの便は、最初から和室で横になって行こう。



