母島へ行くことにした。

 

母島は、父島からさらに南へ50キロ。父島の港から、「ははじま丸」という船に2時間乗っていく。今回が、最初で最後の上陸かもしれない。

「ははじま丸」は予約を受け付けていないので、当日の朝、港に行って乗船券を買い、7時半の便に乗った。

 

「ははじま丸」には、椅子席と、和室のスペースがあって、椅子に座っていたら、具合が悪くなってしまった。「おがさわら丸」の24時間は何とかなったものの、今度は本気で船酔いをした。乗船して40分くらいで椅子に座っていられなくなり、トイレにこもり、その後、和室で横になった。横になっている人は、けっこういる。船に乗りなれているのだろうか。

9時半に母島に着いた。2時出発の船に乗って、父島に戻る予定。母島でも、予定は、決めていない。どこへ行こう。

船会社にもらった地図をながめ、帰りの便までに行けそうな場所を探しながら、海沿いの道路を、のんびり歩いた。母島には、固有種の生き物いると何かで読んだけれども、見たことのない鳥が、トコトコ歩いている。

偶然、浜辺でウミガメの放流というイベントをしていたので、見に行った。陸で育てたウミガメを、海に放流する。1~2歳の小さいカメが一生懸命、海に向かってバタバタ歩く。

彼女たちは、約20年後に、産卵のために浜辺に戻ってくるのだそうだ。その間、ウミガメは何をするのだろう。食べて、運動して、排泄して、生きることを繰り返し、大人になったら産卵する。ウミガメも、恋をするのだろうか。

どくしゃになってね!