船内のエコノミーのベッドは2段ベットで、上のベッドには女の子が乗っているようだった。その子はずっと横になったままで、ほとんど起き上がってこなかった。船酔いしやすい体質なのかもしれない。

 

せっかく船に乗ったのだからと、船内を散策した。レストランがある。売店もある。いつもスーパーの安値を見なれた目には、船の中の料金は、とても高く思えた。

 

喫茶店もあった。窓から海を見ながら過ごせるスペースだ。しかし、船内の窓から海を見ていたら、船の揺れに気持ちが悪くなってきた。外の空気を吸おうとデッキに出た。デッキには、たくさん人がいた。一番上のデッキまで上がったら、人は少なかった。

海の上の風、太陽、すごく気持ちがよかった。風も、太陽も、まさに真夏だった。世の中にはこんな場所があるんだと思った。四畳半の部屋で1人、パソコンやスマートフォンを見つめている生活から勇気を出して外へ出ると、本物の地球の上に生きている気分になった。

 

午後いっぱいの日差しを浴びて、海風の中での航海。あまりに気持ちがいいので、いつのまにかうたた寝してしまった。気が付いたら、ワンピースから出ていた膝から下が真っ赤に日焼けしていた。デッキは気持ちがいいし、夕陽も夜景も見たいから、このままデッキにいたかったが、日焼けがいたかったので、船室に帰ることにした。

どくしゃになってね!