直前に行くことを決めたので、船のインターネットからの予約は締めきっていた。旅行会社に行くか、船会社に行くかして予約することになる。旅行会社に依頼すると、手続きの費用がかかるそうなので、直接、船会社に行って、予約をお願いした。
ちょうど船がリニューアルしたばかりで、東京都心部から25時間30分かかっていたのが、24時間で行けるになり、船自体も新しくてキレイみたいだった。船旅なんて、そうそうできるものではなく、船底に布団を敷いて、たくさんの人がゴロ寝して行くものなのかと勝手に思っていたのだが、乗船券にもランクがあり、エコノミーからスイートまであった。最も安価なエコノミーは、満席で取れず、次に安価な、少しプライベート空間ができるベッドのチケットを、何とか予約してもらうことができた。
船の代金を払った帰り道で、ちょっと不安になってきた。
24時間、船に乗って旅をする。1人で、知り合いのいない土地で過ごす。1度行ったら、次の船の便まで帰って来られない。
目的は、ただのレジャーではない。運気改善の佑気取りのためだ。
「運気改善」とか、信じない人にとっては、変な行動に思われるかもしれない。
しかし、世の中には、自分の努力だけではどうにもならないことがある。
そこを、何とかしようと「佑気取り」をするのだ。
実行して何も変わらないかもしれない。
でも、実行しなくて何も変わらないよりは、実行してみたほうがいいと思う。
自分に言い聞かせて、次は、宿泊施設を探した。
船会社のスタッフさんに教えてもらったところ、父島の宿泊は、一般的に「大村」地域が便利で人気だそうだ。乗船券と一緒に、観光案内や宿泊施設の電話番号の記載された資料もくれたので、よさそうなところに、電話をかけまくり、予約した。
