ある有名人が、「電車に乗ると、セルフイメージが下がるから、乗らないようにしている」 と言っていた。
的を得た考え方だと思う。
とくに、東京の、ラッシュ時の電車内は、つねにたいへんなことになっている。
自分が、電車に乗るために、あたりまえのように人を押す。
電車を降りるときも、自分が降りるために、むりやり人々を押しだす。
ラッシュ時、当然ながら、通勤の人々なので、男子率が高い。
幸せな王子様との出会いを夢見るかつこのイメージは壊れていく。
足を踏んでも謝らないサラリーマン。
押してもぶつかっても、携帯電話の画面に夢中なサラリーマン。
他人の肩を携帯電話置きにしていたりする。
スーツの肩がフケだらけのサラリーマン。
タバコの匂いがしみついたスーツのサラリーマン。
きわめつけは、終電ラッシュ時、いきなり他人の背中に吐いたサラリーマンがいた。
………
そこに場所に、紳士も夢も存在しない。
リアルすぎる現実が存在する。
しかし、東京で暮らす一般人は、電車に乗らずに生活をすることは、ほぼ不可能だ。
電車に乗るときは、目を閉じ、瞑想にでもふけることにしよう。
