大型二輪教習記 その10 | 気づけば毎日ツーリング&ドライブ

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ついに本番がやって来た。

普通二輪を受ける女の子が先に検定を行うことになった。

雨の中順調にスタートした。

走る前はずいぶん緊張していたが大丈夫だろうか。

大型二輪を受けるのは男女合わせて4名。

みんな不思議と同じような連帯感を持っている。

「大丈夫だよ。落ち着いてやればだいじょうぶだってぇ。」

そう声をかけていた。

しかし,普通二輪の女の子は,スラロームで検定中止!

後で聞くと,パイロンに接触してしまったらしい。

う~ん残念。


そうなると緊張するのが大型二輪の4名。

「大丈夫だろうか・・・。」

という不安をかき消すかのごとく,みんなでいろいろと話し始める。

そういえば,大学受験や採用試験の時も,いろいろと心配なことを話していたなあ。

人間の習性かもしれない。

不安なことがあると,しゃべることで,誰かに自分を分かってもらい,何もかも吐き出した自分に少し安心できるのかもしれない。

などと考えているうちに私の番。

大型二輪の2番目だった。

1番目の方は,かなりすいすいとこなしていた。それだけに自分は大丈夫か・・・と緊張が走る。

しかし,考えてみたら・・・・私,劇団員でした。緊張は慣れっこ。

緊張を楽しもう,いつもどおり・・。

と思ってしまったら,何だか楽だった。


この日は誰もが予想しなかった2コース。

しかし,一本橋も難なくクリア。おまけに急制動は雨であったため,ずいぶん余裕をもって止まることができた。これは,むしろ雨に感謝すべきところだ。

波状路。

前の失敗は何だったんだ,と思えるようなスムーズな走り。

結局,無事終了。帰ってくることができた。


その後。

1時間近く待ち時間があった。

その間,若い子達がいっぱいいる普通免許の発表があった。

発表は電光掲示板に,合格者の受験番号だけが点灯するという,まるでミリ○ネアか,はたまたアタック25かというような発表だった。

でも,さすが若い子達。

「きゃ~!」

とうれしそうな声。しばらく聞いたことなかったあんな声・・・,とおやぢになるひと時。


ようやく大型二輪の発表。

俺たちも電光掲示板?

いや,別室に案内された。

そこでまた,待たされる・・・・・・・・・・・・・。

そこへいかつい検定の教官がやってきた。


「ええ・・残念ながら・・・・・。」

どういう意味それ。

一同固唾を呑む。

「全員合格と。」

やった,よっしゃのあいまった,安堵の声が上がった。

ほっとした。しかしその後の一言。

「まあ,これで大型二輪の免許を取れたんですが,大型二輪はとても死亡率が高いです。だから皆さん大型二輪は二輪車の一番上の免許。ぜひ,一番上の免許なんだというプライドを持って,みんなの模範になるような運転をしてください。」

この言葉に,何か心を打たれたような気がする。

そうだ,これまでと違うんだ。

やっぱり模範となるような運転をしなきゃ。いかつい体格の教官が,そのうち仏様に見えた。

幸運の女神と不幸の女神は表裏一体。その意味が良く分かる,現世に生きてて・・・。


そして雨だけど晴れて卒業(おやぢからもどれぬまま)

ところが,問題が1つ。

免許の切り替えは平日しかできない・・・

平日なかなか休めない仕事・・。


平日に免許の切り替えにいったら大ブーイングだぁぁぁぁぁ!

どうする俺!!!