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大阪で舞台芸術を勉強している立花にこの成長日記!
心の向くまま気の向くまま、更新していきます。
なんでもない日ばんざい!

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今日は、一週間でわたしが一番好きな木曜日。

なんだか、学校が始まったな、とやっと実感した日でした。


11月の定期公演に向けての稽古は2週間前から始まっていたし、授業自体も同じころに始まっていたわけですが、

なんというか、稽古が始まって以来、やらなくちゃいけないことが多すぎて、定期公演のことだけで頭がいっぱいで、

日常の些細なことを見落としていたというのか……。


演出助手チームのチーフとしてそれなりに仕事ももらって、稽古では自分の出番も回ってきて、

いろんなことに没頭しているつもりで、いちばん大事なことを忘れてたというか。


うわー、夏休みボケしてんなー。


と、実感した日でした。



そう、ちょっとこのブログを振り返ればわかることですが、わたし、夏休みホントになんにもやってないんですよね!

芝居に関わることなんて、大好きな先生の稽古場に行ったことくらい。

定期公演のことについてなんか、ほんともうまったく触れてない。

実は、夏休み中に台本開いた回数なんか数えきれるくらいなんです……それで演出希望とか\(^O^)/

そんなわたしが、夏休み開けて、稽古が始まったと同時に急に目覚めて、まるで休んでなんかなかったかのように仕事しだして。

いや、事実、働いてはいますよ。ちゃんと仕事はしている……わりとまぁわたしのなかでは\(^O^)/


そうやって完璧に芝居モード、もっと言えば「定期公演モード」になっていたわたしですが、

今日、久々に公演とはなんら関係ない、役者としての勉強をして、改めて役者としての自分を見つめ直した気がします。

定期公演やら自分の立場やらを抜きにした、役者としての自分のあり方。


そうしてわかったのは、役者として必要ないろんな意識や神経が、夏休みに怠け切ったときのまま、まだ覚醒しきっていないこと!

もっといろんなものを見聞きして、感じて、吸収したい!


そうやってちょっとだけ覚醒した意識の中で日常を見ると、いろんなものに色がついたようだった。


4コマめ、授業がないので、久々に学食の机につっぷしてガッツリ寝て、よく寝たー!て目が覚めて、

しびれた右足をひきずりながら次に教室に行って受けた授業は、なんだかすっごく面白くて、

ああ、学生してるなー!て、ちょっとヘンだけど、心の底から感じた。


いま、すごく勉強がしたいです!

思い返せばこれは、いまに始まったことではないんですけども。

高校二年生のとき、急に学校に行きたくなくなって、高校三年生まで授業でないで部活だけ行って演劇のことばっか考えてて、

留年して部活をやめて、それでもなんとなく学校には行く気になれなくて、やっぱり勉強はしてなくて。

受験も実技だけだったから、合格決まってからはやっぱり勉強なんかちっともしてないし。


でもいま、文学史で言えば近代の芝居をやっていて、そうするとそのときの世界情勢、世界史的なことを知りたいって思う。

年号言われて、あれがあったな、こんな政策だったな、だからこんな考え方してるな、とかわかったらな、て思う。

アメリカのお話だから、もし英語ができたら、原本を読んで、単語のニュアンスがわかったらな、て思う。

舞台の広さや美術なんかの図面を渡されたり、実際にその広さを教室で測ってみたりしていると、数学ももうちょっと頑張ってればな、て思う。

ていうか、理系に関しては本当に苦手すぎて、理科算数のレベルからやり直したいwww


とにかく、義務教育の頃、なんのために勉強しているのかわからなかった頃の勉強を、もっかいしたいな、て常々思う今日この頃。

しておけばよかったなー、て切実に思ういま。


同時に、いまはどうかな、て思った今日でした。


学生として、わたしはいま勉強をしているのかな。

それも、芸術を学ぶ、とくに舞台芸術を学ぶ生徒として。


わたし、お芝居についても舞台についても、知らないことがいっぱいある。

過去、どんな人がどんな脚本を残したのか、どんな人がどんな芝居方法を考案したのか。どんな演出家がいたのか。

舞台上の設備についても知らない、舞台用語とかもわからない。


でも、それらを勉強する機会はちゃんとあったはず。


「学生のころに勉強しないでいて、あとで困るのは自分だ」っていう、いろんな先生が口を酸っぱくして、

耳にタコができるほど言われた言葉が、いまさらになって胸にすっとおりてきました。

今日の先生の言葉を借りれば、腑に落ちたかんじ。


ちゃんともっと芝居についても勉強したい。

学生のうちに気がついたなら、まだ間に合うはず!


そんなこんなで、なんだかいろんなところに話が飛びましたが、とにかく勉強がしたいんです!

芝居の勉強がしたい、ダンスの勉強もしたい、歌の勉強もしたい!

日本の演劇史を勉強したい、世界の舞台芸術史を勉強したい、それに合わせて日本史や世界史も学びたい。

アメリカかイギリスに行ってレッスンを受けて芝居の勉強もしたい!だから英語も勉強したい!


いま、やっていることだけに目を奪われちゃだめだ、目先のことだけに囚われちゃ。

ずっとずっと芝居を続けていきたい。

だから、先のことを考えて、それに備えなくちゃ!


できることから手をつけよう!

とりあえず、定期公演に全力を注ぎつつ、あいた時間になにかひとつ違うことをしよう!

定期公演が終わったら、もうちょっと現実的に、具体的に態勢を考えよう!


全ては、したいことをずっと続けていたいから!





ほんの少しくらい弱音を吐いてみた昨日の朝、そんな昨日は午後から稽古、その前にチーフ会議なるものがありました。
名前のとおり、演出助手、制作、舞台監督、会計、衣装、小道具の6チームのチーフで話し合いをしました。
それぞれ公演について持っている情報の共有(提供書類など)、現段階での活動内容、困っていることなど、いろんなことを話し合いました!

わたしは、演出助手チームのチーフとして、
一番困っている劇中で歌う歌の練習のこと、
自主練習での演出助手の立ち回りかたなどをみんなに相談しました。

話し合いの結果、演出助手、制作、舞台監督の3チームでの連携がうまくいっていないことが問題にあがり、
演出助手が受け持っていた仕事のうち、これは舞台監督の仕事じゃね?というものは、舞台監督さんにお任せすることになりました。
そういうわけで、わたしたちの稽古場における負担はうまく分散されました。

同時に、演出助手があんまり個人的なダメ出しをすると、演出である先生の意見なのかと混乱する、という意見をもらい、演出助手は稽古場を切り盛りするだけで、余計な口出しはしない、という方向に落ち着きました。
なので、自主練習でのわたしたちの仕事は、参加メンバーを確認、稽古内容を決める、ということだけになりました。
つまり、わたしたちがなにかしてやろう、などとは考えなくてよくなったわけです。

なんだか一番おいしいところをおあずけされた感じは否めませんが、
一生徒であり、おなじ考える立場であるわけですから、
分をわきまえないと混乱波乱万丈を招くことにもなりかねないわけで…
仕方がないのかな、と思います。

演出助手としてではなく、一生徒として、おなじ考える立場として、演出志望のクラスメイトとして、意見を求められた場合は意見してもいい、とのことなので、
ここで頼られるか否かは、じゃんけんで決まった演出助手チーフだから、なんていう理由ではなく、まさしくわたしの信頼が試されるわけです。
これで頼りにされなかったら、本当に必要ないわけです。

……うん。おなか痛くなってきたぞ←


任されるものがすくないというのは、やりがいがないと感じてしまったりもしますが、
裏を返せばゆとりがあるわけで、そのゆとりのなかで見えてくるものがあるはず。
忙しい、というのは心を亡くすと書く、とかなんか昔CMでやってました。
わたしの場合、ほんとうにその通りだから、肩の荷が降りたと思って、のんびりやろうと思います。


ほんの少しくらい、弱音を吐いてもいいかな。

最近ちょっと身体がダルイんですけど。



……ということで。

急に疲れがどっと出て、昨日は学校をお休みしてしまいました……。


なんだか疲れちゃった。

というか、ちょっと落ち込んでるのかも。


べつに、ともだちと衝突したとか、先生にめちゃくちゃ叱られたとか、

そういう劇的なことは特にないんですが……急に疲れが。


急になんだか、自分の目指すもんが途方もないことのように思えてきて、

走っている道の先が見えなくなってきて。


ほんとうにこの道であってるのかな。

がんばって走り続けて、なにかいいことあるのかな。

そんな気分。


ようはちょっと、自信をなくしちゃったんですね。


ちょっとでもこの芝居がよくなる方法を、わたしなりに必死に考えていたつもりだったけど、

それはまったくの見当はずれなことのように思えてきてしまったんです。

楽しい稽古場にしたい、そう思ってたけど、これは余計なお世話で、

そうやってわたしが余計な手だしをするから、逆にみんな不自由で、楽しくないんじゃないかしら。

これは若干の被害妄想かもだけど、そんな気さえしてきてしまって。


頑張ってたつもりだけど、それはまったくの無意味だったんじゃないか。

なんのためにがんばってたのかな。

なんかがんばるの疲れちゃったな。


とかとか。



でも、だからってね、立ち止まるわけにはいかないんだよね。

もう公演まで1カ月なんだし。

それでもわたしは、演出助手なんだから。

責任ある立場で、わたしはその場所に、望んで立ったはず。


好きなことには、痛みを伴うもので、

好きなことを続けるには、その痛みと向かい合わなくちゃいけない。

こないだ読んだ芝居マンガで言ってた。



大胆なまでの生まれ変わりはできないけど

昨日今日と思考錯誤 繰り返し

いつかは FACE TO FACE


がんばってます。