寛容を失った社会で生き残るためには
マシュマロ実験を知っている人も多いと思う
講演で、自制について話すとき、例えとしてよく使っていた
マシュマロ実験について簡単に書いておこう
スタンフォード大学の心理学部にある、ビング保育園
ビング保育園は、子供の心理実験や、脳機能実験を行う
そこで行われた実験で、マシュマロ実験という有名な実験がある
4歳の園児たちに、マシュマロ、1個を目の前に置き、今すぐ食べるか、それとも約15分から20分待ってから、もう一つ追加でもらうかを選ばせる
その間は、実験者はいない
目の前にマシュマロがあり、食べたくなったらいつでも食べることができる
15分から20分間は実験者がいないので、我慢できずにマシュマロを食べはじめる子もいる
この実験では、その後の子どもたちの成長を50年以上観察した
結果は、
自制、自己抑制、生理的な欲求に打ち勝って、20分待てた子供たちは、
ストレスにうまく対処し、肥満にならず、自尊心が高く、成績も良い
つまり
自制心のある人は、自尊心が高い
自己肯定感もある
そしてスリムでありスレンダー
だがマシュマロ実験は今は証明されていない
子どもの育った環境により、また対象になる物によって、異なる結果が出る
当然と言えば当然だ
この記事では、育った環境の違いによって、また対象となるものによって自制できる場合とできない場合があることが書かれている
いずれにしても、マシュマロ実験では、自制できる子供が大人になってから、自尊心があり成績も良く、ストレスにうまく対処でき、そしてスリム、スレンダーであるかは証明できていない
しかし
自制できる人は、家庭環境が良く
スリム、スレンダー
自尊心も高い、自己肯定感も高い
自制できないと集中力も落ちるだろう
成績が良いのも納得できる
自制心があれば、ストレスの対応能力も高いだろう
必然的に、社会的な立場も高くなるだろう
家庭環境か
人は生まれたときから
いや
自制は訓練して培うことができる
努力次第だ
将来のより大きな利益や成果を得るためには、自制が必要
今の社会で生きるためには、目先の欲求をコントロールする能力が必要
先の見えない時代
自己の衝動や感情をコントロールできること
目先の欲求を辛抱できる能力を培い、より有益な時間を過ごすこと
今の社会に適応するには、自制が必要だと思う
そうしないと容易に振り回される
幸福感、自己肯定感、自尊心、人生の成功に極めて大きな影響が出るな
