ドイツでのエホバの証人王国会館で起きた襲撃事件

追悼式の日本語訳が届いたので少し続報として書きたいと思う

原文を掲載することは避けるが、追悼式でどんなことが話されたのか少しかいつまんで書いておきたい

 

まず、亡くなったのは8人

そのうちの1人は、犯人のフィリップという35歳男性

 

犠牲者は二人の姉妹と胎児、そして4人の兄弟

 

ステファン、セバスチアン、ジェイムス、マリー、シュテファニー、ダン、そして小さなロミー

 

負傷した人たちは命に別状なく退院している方もいる

負傷した内2人は、まだ入院中との報告があった

 

4人の兄弟たちは、ほかの成員を守るため、全員を床に伏せるよう指示し、姉妹たちと犯人の間に立ち、自ら銃弾を受けて亡くなった

そのうちの一人は、銃弾が飛び交う中、すべての照明を消すためにスイッチの前で銃弾を受けた

 

犯人は、エホバの証人の王国会館に集まっていた全員を殺す目的で銃弾をあびせた続けた

 

犯人のフィリップは元エホバの証人であったが、ネオナチに傾倒し自ら約1年前に断絶

ヒットラー万歳と言いながら銃弾をあびせたという情報もある

 

大体のことはこの記事に書かれていることが正確なようだ

 

 

 

--引用--

ナチズムとエホバの証人の間には深い因縁がある。1933年にドイツの実権を握ったヒトラーがユダヤ人や共産主義者を迫害したことはよく知られているが、エホバの証人もやはり弾圧されたからだ。

--引用終わり--

 

当時ヒットラー政権のドイツでエホバの証人は、パープルトライアングルのバッチを付けられ、強制収容所にユダヤ人と共に収容された

理由はヒットラー崇拝、賛美の拒否、徴兵拒否したことだ

 

 

 

 

 

さて、追悼式に話を戻すが、最初に感謝の言葉で始まった

原文のままではなく、要約し聞いた状況を少し加えさせていただく

 

 

警察、機動隊、救急隊の皆様は、ご自身の命をかけてくださった

何が起きているかわからない中、大きな勇気のもとに、突撃してくださった

命を失うかもしれない可能性があったのにそのような勇気を示してくださった

もし、そのような勇気を示してくださらなかったならば、その場所にいた全員が殺されていた

 

 

レスキュー隊、消防署、医療関係者、迅速な救援と救命活動をしてくれたこと

本当に感謝いたします。

一人の医師は、長老を抱きしめ泣いてくださった

また、一人の看護師は自分の携帯番号を教え、負傷者が目を覚ましたらすぐに電話をするようにと言ってくださった

さらに特別に、子供たちをICUに入れ、また個室を用意し看護してくださった

行政は、必要な手続きを迅速に簡略化しすぐに処置ができるようにしてくださった

そして、メディアの方々は、先入観を入れずに、ただ起きたこと、事実をそのまま報道してくださった

 

その後ダビデの経験した話が続くが、長くなるのでそれはまた追加しようと思う

 

 

さて、この追悼式には、遺族、友人のほか、エホバの証人の世界本部代表者、中央ヨーロッパ支部代表者、行政、警察、レスキュー隊関係者、医療関係者、犯罪被害者支援団体の方々が出席してくださった

 

前半は、聖書に基づく話、そして祈り

後半は、ハンブルク市議会の議員、大統領などからお見舞いの言葉が伝えられた