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今日も早期離床シリーズでいきたいと思います。

昨日書いた血圧についての補足です。

早期離床と血圧、この2つを考えると、切っても切れなのが、



起立性低血圧



ですね。


起立性低血圧の原因は、一次的には重力によって血液が下肢に溜まってしまうことが原因で起きます。

それによって静脈還流が損なわれ、その結果スターリングの法則により心拍出量が減少して動脈圧が低下することで起きます。

通常であれば、下肢の筋のポンプ作用により血液は心臓へ戻されますが、長期臥床していると筋力も弱まり、ポンプ機能が低下してしまいます。


では、予防はどうするのか。

ポンプ作用のことを考えれば、これはまず下腿部の筋力をつける、筋肉を使っていくことが大事なのが分かります。

ただ、長期臥床していた方に関しては筋力をつけるといってもなかなか難しいのが現状です。

そこで私がよく臨床で用いるのは、



弾性包帯を下腿部(膝から下)に巻く



そして、離床させます。

これで血液の戻る作用を間接的に強くしています。

端座位をしっかりとれる方に関しては、端座位後に下腿部の遠位から近位にむかってマッサージをします。

これで比較的予防できます。


その後は足関節の底背屈の運動をしたり、立位での訓練につなげていきます。


よくメリスロンという薬が処方されますが、医師に聞いたところ、起立性低血圧を根本的に治療する薬はないそうです。


結果的に、起立性低血圧予防には段階的な離床と運動療法が必須になってくるということですね。


最後までお読みいただきありがとうございました。