準備体操をして、いざ出発。
まだこの時点では雨はなく、薄曇りで心地よい気候。
時折馬車が走る石畳は、登るはずが長い下り坂。
10分ほど下ったところで富士山登山が本格的にスタートする。
この坂が、帰りに救いの道になるとは想像もできなかった(笑)
20分くらい歩くと小休止。このペースが続く。
この辺りはまだまだ緑も多く、東京近郊の山をトレッキングをしている感じ。
富士山安全指導センター前あたりから、富士山らしい砂地の光景が。
ここから徐々に登っていることを実感できる。
時折雲が通過してミスト状の小雨に見舞われるが、これは逆に気持ちがいい。
まだまだ視界も良好で、眼下に勾玉のような形をした山中湖がきれいに見える。
普通は見上げる虹も眼下に広がっていたりして、ちょっと不思議な気分だ。
ご一緒していただいたお二人と会話も楽しみながら、7合目近くまで到達。
まだまだ体力的にも問題ない。
ここから富士山名物の岩場が登場する。登山道と下山道がこの辺りでは
完全に分かれていて、岩場は登山道に存在する。
かなり傾斜は厳しいが、両手を使って登れば難なく進むことはできる。
ただし、この辺りでは軍手は必携。
もうここまで来ると植物はない。富士山は火山だということを実感する。
7合目に差し掛かると、山小屋が数軒存在する。
必要なものは購入できるし、もちろん有料だがトイレもある。
軒先にベンチがあるので小休止させてもらう。
今回私はplatypus というチューブ水筒を持参した。
これがとっても便利で、2Lの水が点滴袋のような本体に入り、リュックの中に
入れておけば、伸びてるチューブで水分がとれるという代物。
リュックを下さなくとも歩きながら簡単に水が飲めるのだ。
岩場がなくなれば8合目が近い。
このころから雲行きが怪しくなり、雨合羽が必要になった。
合羽さえ着ておけば、雨からは身を守ってくれる。
ここまで来ると体力的にちょっと厳しい。
空気も薄く感じるが、まだ高山病らしい兆候はない。感謝感謝。
雨が本降りになる中、急斜面を登っていく。
山小屋ごとの休憩のたびにほっとする。辛いけれど、もうちょっと行けば
山小屋があると思いながら進んでいる。気力の世界だ。
そうこうしているうちに17時前に今日の山小屋、本八合目トモエ館に到着。
今日は登山者もちょっと少なく、渋滞もなかったので6時間弱でここまで来た。
私があてがわれたのは幅3Mくらいにところに6枚寝袋が置かれている。
山小屋に泊まるのは初めてなので、興味津津。だけどちょっと窮屈ぽい。
狭い場所だしロビーがあるわけでもない。
交代で食事をする。山頂は水も電気も貴重品。でも一応温かい夕食が供される。
今日はハンバーグカレー。
下界で食べれば何だと思うかもしれないが、このロケーションで食べると最高においしい。
温かいお茶は1杯無料で飲めるが、おかわりは1杯100円。ま、仕方ないか。。
もうここまできたら携帯の電波も届いたり届かなかったり。
することもないので寝ることにする。
意外とこの寝袋快適だ。
(③へつづく)



