こんにちは!アクティブスタッフのHです
今日はきっと皆さんも聞いたことのある名前について。
チェロキー、ポンティアック、トマホークって聞いたことありますよね?
チェロキーはJeep Cherokeeという、アメリカGeneral Motorsのアウトドア派の車で、日本でもおなじみですね。
ポンティアック(Pontiac)もGMの車のブランド名で、ポンティアック・トランザム今は懐かしい、アメリカドラマKnight Riderで出てきたしゃべる自動車で一世を風靡しました。(このドラマ、結構好きで見てました。年がばれる~~ぅ
)
トマホーク(Tomahawk)は、戦争の時に飛んでくる巡航ミサイルの名前です。これはあまりお馴染みにはなりたくないですが。。。
実はアメリカでは、軍の機材に、Native Americanの部族名を付けるのがお好きなようなのです。
特に軍のヘリコプターの名前には部族名が多く使われており、アッパチ(Apache)、ナバホ(Navajo)、イロコイ(Iroquois)、シヌーク(Chinook)などなど。
アパッチは最強のヘリ、と言われているらしいですね。
では、なぜNative Americanの部族名がよく使われるのでしょうか。
それは、アメリカの歴史と関係があるのではないかと思っています。
Native Americanの土地に入植してきた白人は、植民地を広げるに当たり、Native Americanの人々と大きく対立し、双方に多大な犠牲を出しました。
入植者にとって、Native Americanの人たちは、植民地を広げる際の大きな脅威だったのです。
当時、Native Americanの人たちは、いくつかの部族に分かれていましたが、白人の侵略に対応するため、League(同盟)を組んで協力する部族もあり、イロコイ(Iroquois)はそんなLeagueの名前です。
Native Americanの人々の必死の抵抗もむなしく、土地を広げたい白人の強い野望や、Native Americanの人々が白人のもたらした病気に抵抗性がなかったこともあり、最終的には、1830年に施行されたNative American移住法により、居留地(Reservation)の中に押し込まれる生活を余儀なくされてしまったのです。
彼らの絶望感は想像するに余りあります。
中でも車の名前で有名なチェロキー族が、もともと住んでいた場所から、政府の指定する居留地に移住させられた時に通った道は、涙の道(Trail of Tears)と呼ばれ、彼らの屈辱感、喪失感を表しています。(移住させられたのはチェロキー族だけではありません)。
軍の機材にNative Americanの部族の名前が使われる理由としては、歴史上、彼らの抵抗の激しさから、強さを連想させるからなんでしょうね。
現在も残るNative American居留地に住んでいる人々の自殺率は、一般のアメリカ人に比べてとても高い、と聞いたことがあり、自分たちの部族の名前が、人を殺す戦争に使う機材に使われていることを、彼らはどう思っているんでしょうね。
さて、最初にお話したポンティアック(Pontiac)という名前。このPontiacも、いくつかの部族を取りまとめたオタワ族の部族長の名前です。
私はアメリカ滞在時に、近くのコミュニティーカレッジで、日本の高校や大学で深く勉強しなかった、American History、African American History、Native American Historyを勉強したくて、始めの2つまでは勉強できたのですが、次はNative American Historyをやろう、と思っていた時に帰国となり、残念ながらきちんと勉強できませんでした。
また時間ができたら、勉強してみたいと思っています。
それではまた~
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