先日、熊本県八代市で開かれた大会に9月からスタートした新チームが初めて参加した。大人しい選手ばかりの新チームに与えたスローガンは「負けん気」。10月から始めた冬季トレーニングで体力と気力を向上させようとかなりハードな練習メニューを課して追い込んだ。負けん気を植え付けたかったからだ。当初は全くついて来れなかった選手が、歯を食いしばり泣きながら必死に食らいつき頑張った。毎年感じることだが、少しずつ野球選手らしくなってくるから子供達の成長が楽しい。その中で迎えた大会。下級生が主体の我がチームはどれくらい通用するのか、非常に興味深く、ワクワクしながら当日になった。開会式直後の第1試合。緊張でガチガチになると思っていた選手達だが、アップから大声で闘志をあらわにしていた。新チーム結成時には考えられない姿に「このゲーム面白くなる」経験からそう感じた事を覚えている。
案の定、6回まで0-0という緊迫した接戦になった。ピンチの連続を全員で切り抜け続けたが、終盤に2点を献上し、敗戦となった。
負けず嫌いの私が、悔しさよりも清々しい気持ちでゲームセットのコールを聞いたのは珍しいことだ。「練習は嘘をつかない」事を先輩達から引き継いで感じてくれたに違いない。
早いもので宮崎での全日本選手権大会予選が終了し、1ヶ月が経過した。今年も予選リーグ敗退の18チームで西日本大会出場を競うトーナメント大会が16日から開幕する。相手がどこであれ宮崎での経験を活かして全力で戦って欲しいと思っている。
宮崎での全国予選が昨日終了した。結果は残念な物になってしまったが、新チームから鍛えて来たこの子達の頑張りに感動させられる遠征になった。ケンタはエースとして歯を食いしばって連投した。ショートは慣れない捕手を身体をはって守った。キョウヘイは4番の重圧と戦いながら必死に元気を出していた。タクヤは俺のところに打って来いと大人しい自分から脱皮しようと闘志を全面に出していた。イチローはキャプテンとして仲間と自分自身を鼓舞し続けチームに勇気を与えた。エイイチは先頭打者として守備の要として仲間を引っ張った。キョウスケは投手として野手として普段以上に必死に戦う姿を見せた。リュウヘイは小さい身体を目一杯使って全力でプレーした。ユウスケはプレッシャーと戦いながら投手として野手として踏ん張った。ユウダイは途中出場という難しい場面で必死に戦った。テッペイは出場出来ない悔しさと戦いながらチームの為にベンチで大声で仲間に気持ちを伝えていた。トシは下級生一人の中、チームの力になりたいと必死に動いていた。

みんな本当に成長してくれた。勝つにこした事はないが、監督はこれ以上嬉しいことはない。
やってきた練習は嘘をつかなかったと今改めて感じている。全国出場の夢は絶たれたが、お前達の野球はまだまだ始まったばかり。今回の悔しさや体験、経験がこれから活きて来るのは間違いない。上を向いて胸を張って益々頑張っていこう

お前達の勇気と頑張りは監督の誇りである。

監督より