[糖分たっぷりのソフトドリンクを飲み続けると、
脳にダメージを与える可能性が明らかに:豪研究結果]
(IRORIO 2013年11月15日)
砂糖をたっぷり含んだ炭酸飲料などが肥満のもととなることはよく知られて
いる。
しかしこのほど、こういった飲み物が脳にもダメージを与えてしまうことが
明らかになった。
豪マッコーリー大学のジェーン・フランクリン氏らがおこなった研究に
よると、糖分の多い甘い飲み物を長い期間摂取し続けると、多動性障害を
引き起こしたり、脳内のたんぱく質レベルが変化する原因となる可能性が
わかったそう。
アルツハイマー病やがんなどでも、似たような脳内化学物質の変化が見られる
とか。
実験では、水に砂糖を加えたものをマウスに1カ月間与えたところ、その
マウスが多動性障害になることが確認されたとか。
また、脳の前頭皮質から採取した組織を分析した結果、意志決定を司る部位が
生産するたんぱく質のうち20%(約300種類)が、通常より多くなったり
少なくなったりと大幅に量が変わっていることもわかったという。
フランクリン氏は今回の研究について、「甘いソフトドリンクなどは、肥満の
原因になるだけでなく脳の化学物質にも影響があることがわかった。今後は
こういったジュースを飲む前に一度、このことについて考えてほしい」と
コメントしている。
http://irorio.jp/asteroid-b-612/20131115/88259/