40代の働き盛りを襲う突然死の9割がかかっている「潜病」とは | アクティブエイジング アンチエイジング
[40代突然死の9割がかかっている「潜病」ってナニ?]

(ZAKZAK/夕刊フジ 2015年11月24日)


「既病」「未病」は知られた言葉であるが、最近「潜病」という言葉に注目が
集まっている。
35~45歳の働き盛りを襲う突然死。
その9割以上がこの「潜病」にかかっている可能性があるという。


救命医療・救命治療に20年以上携わり、1万人以上の死に直面した患者と
接してきた「すぎおかクリニック」の杉岡充爾院長は「突然死する人の
ご遺族は決まって、“昨日まで、あんなに元気だったのに”と口を揃えます。
潜病というのは、それくらい分かりにくいものなのですが、実際にはその
何年も前から自ら病気を育んでいるものですが、元気な人ほど要注意」だと
話す。


潜病の見極め方として「コーヒーをたくさん飲む人」「栄養ドリンクを毎日の
ように飲む人」は特に気をつけた方がいいという。
杉岡氏は「ストレスを回復してくれる抗ストレスホルモンを出している
副腎は、毎日のストレスを処理するのに追いつかず、抗ストレスホルモンが
足りなくなると、似た効果のあるカフェインで補完しようとします。これが、
コーヒーを飲むことと、栄養ドリンクを欲することにつながります。
ところが、実際は抗ストレスホルモンを出し続けてきた副腎は疲れ果てて、
いつしか、ひそかに血管が弱り始めます。そのタイミングでは、見た目は
健康そのものですが、ある日、大きなストレス、ショックなできごとや過労が
重なった時に、血管が破裂したり、壊れて、一気に突然死に至るため、仕事を
毎日バリバリやっている30代後半から40代半ばくらいの文字通り一線にいる
ビジネスマンが一番危険といえる」という。


未然に突然死を防ぐためには、適切な食事、栄養、睡眠、ストレス緩和など、
いろいろとあるそうだが、特に「朝の深呼吸が血管の掃除にかなり効果が
ある」という。

杉岡氏は「未病の一歩手前にある潜病というものに、一人でも多くの方に
気づいてほしい」と話していた。






http://news.livedoor.com/article/detail/10869257/