フルーツや野菜を食べないとうつになりやすい | アクティブエイジング アンチエイジング
[フルーツや野菜を食べないとうつになりやすい? 文献の調査により検証]

(MEDLEY  2016年1月23日)


フルーツや野菜にうつ症状のリスクを下げる効果があるかどうかについて、
一致した結果は得られていません。
今回、フルーツや野菜の摂取とうつ症状のリスクの関連を確かめるため文献の
分析が行われました。



<18件45万人のデータを分析>
研究チームは3つの医学論文データベースで検索し、フルーツとうつ症状の
関係がテーマの論文10件(対象者数の合計227,852人)と、野菜とうつ症状の
関係がテーマの論文8件(218,699人)を選び出しました。
それらの研究結果をまとめて再分析し、フルーツや野菜の摂取とうつ症状
リスクの関連を検証しました。



<フルーツや野菜の摂取量が多いとうつ症状は少ない>
以下の結果が得られました。
摂取量が最も多かった群における、摂取量が最も少なかった群に比べた
うつ症状の相対リスクは、フルーツでは0.86だった。

研究デザイン別のサブグループ解析を実施したところ、コホート研究において
フルーツの摂取と野菜の摂取は、うつ症状リスクと逆相関関係を示した。

フルーツも野菜も多く食べるほどうつになるリスクが下がるという結果
でした。

どんなフルーツや野菜を摂取すればうつになりにくいのかは明らかになって
いません。
今後の研究での解明が待たれます。





http://medley.life/news/item/569f47e411a9db45008b458e