[大人の急病に電話で対応「#7000」 県内で1日から開始]
(埼玉新聞 2014年10月1日)
県は1日から、県民の急な病気の不安解消や救急医療機関の負担を軽減する
ため、大人を対象とする救急電話相談「#7000」を開設する。
経験豊富な看護師が毎日夜間、3~5人体制で対応する。
県は「医療機関を受診すべきか迷ったときは利用を」と呼び掛けている。
県によると、2012年度の県内の救急搬送患者27万524人のうち15万910人
(55.8%)が軽症だった。
#7000には急な病気への対応や救急医療機関の負担軽減だけでなく、救急車の
適正利用につなげる狙いもある。
一般電話のプッシュ回線や携帯電話などから短縮番号#7000を押すと、自動
転送され、つながる。
土・日曜、祝日、年末年始を含む毎日午後6時半~同10時半まで開設。
平日は3人、土曜が4人、日曜と祝日は5人体制でベテラン看護師が相談に
応じる。
看護師の一人は「専門用語は使わず、分かりやすい言葉でアドバイスするのが
基本。救急車を呼ばなくて済む場合は、安心感を与えられるようにしたい」と
話す。
県は2007年度から、子どもの急病などに対応する小児救急電話相談
「#8000」を始めている。
2013年度の県の相談件数4万9168件は全国で最多。
そのうち79.3%が医療機関をすぐに受診する必要がないと判断された。
問い合わせは、県医療整備課へ。
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/10/01/09.html