[身元確認を実施へ 9月の県総合防災訓練]
(岩手日報 2013年8月22日)
県は「防災の日」の9月1日に久慈市など沿岸北部の4市町村で予定している
県総合防災訓練の中で、犠牲者が出ることを想定した身元確認の訓練を行う
方向で準備を進めている。
昨年は東日本大震災の被災者の心情に配慮し、実施を見送っていた。
県総合防災室によると、身元確認訓練は県警、県歯科医師会などが参加。
地震・津波で多くの犠牲者が発生した想定の下、人形を使って遺体の搬送から
検視・検案、歯型や治療痕の記録作成、遺族への引き渡しなど一連の流れを
確認する。
釜石市で行われた昨年の県総合防災訓練では県歯科医師会が訓練への参加と、
身元確認訓練の実施を県に求めたが、県は同市に相談した結果「遺族感情への
配慮が必要」との理由で見送った経緯がある。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130822_8